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概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は続落、経済制裁を追加するとの懸念

2019/2/20 9:36 FISCO
*09:36JST 概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は続落、経済制裁を追加するとの懸念 【ブラジル】ボベスパ指数 96509.89 -1.04% 19日のブラジル市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1149.24ポイント高(+1.19%)の97659.13で取引を終えた。96512.63から98185.19まで上昇した。 買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。最近の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、米中通商協議の再開に伴う進展期待が高まっていることなども支援材料となった。 【ロシア】MICEX指数 2458.55 -0.56% 19日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比13.86ポイント安(-0.56%)の2458.55で取引を終了した。2480.29から2450.17まで下落した。 前日の終値近辺でもみ合った後は売りに押された。米国がロシアに対し、経済制裁を追加するとの懸念が高まっていること引き続き圧迫材料。市場関係者の間では、経済制裁の内容がはっきりするまでロシア株への買いは手控えられるとの見方が優勢となっている。なお、各国・地域による一連の経済制裁がロシアにもたらした損失額は2018年に63億米ドル(約6930億円)に上ったというデータは発表された。 【インド】SENSEX指数 35352.61 -0.41% 19日のインドSENSEX指数ではSENSEX指数は9日続落。前日比145.83ポイント安(-0.41%)の35352.61、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同36.60ポイント安(-0.34%)の10604.35で取引を終えた。 プラス圏で推移した後は後半に売りに押された。外国人投資家(FII)の売り継続が圧迫材料。FIIはこの日までに7日連続の売り越しとなった。また、インドとパキスタンの緊張関係が高まっていることも引き続きリスク回避の売りを強めた。 【中国本土】上海総合指数 2755.65 +0.05% 19日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比1.29ポイント高(+0.05%)の2755.65ポイントと続伸した。約5カ月ぶりの高値水準を回復している。上海A株指数も上昇し、1.35ポイント高(+0.05%)の2885.84ポイント で取引を終えた。 政策期待が強まる流れ。中国の国務院は18日、広東・香港・マカオの経済連携などを強化するベイエリア構想「粤港澳大湾区」の計画要綱を正式発表した。同構想は習近平国家主席が掲げる国家戦略の一つ。要綱では、2022年までに枠組みをつくり、35年の経済圏構築を目標とする方針が示された。ただ、上値は重い。指数は前日に急伸し、約4カ月半ぶりの高値水準を回復していたこともあり、戻り待ちの売り圧力が意識された。 《CS》