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概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は7日ぶり反落、利益確定売りが優勢

2018/9/21 10:34 FISCO
*10:34JST 概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は7日ぶり反落、利益確定売りが優勢 【ブラジル】ボベスパ指数 78116.01 -0.07% 20日のブラジル市場は小幅続落。主要指標のボベスパ指数は前日比52.65ポイント安(-0.07%)の78116.01で取引を終えた。78943.89から77820.24まで下落した。 買いが先行した後は売りに押され、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。内需関連の下落が指数の足かせとなった。国内消費の低迷が続いていることが圧迫材料となったもようだ。また、原油価格の下落も資源セクターの売り材料。一方、指数の下値は限定的。通貨レアルが米ドルに対して上昇したことが好感された。 【ロシア】MICEX指数 2400.89 +0.08% 20日のロシア株式市場は7日ぶりに反落。主要指標のMICEX指数は前日比3.53ポイント安(-0.15%)の2400.89取引を終了した。2434.94から2400.89まで下落した。 中盤は高値を追う展開もみられたが、終盤に再びマイナス圏に転落した。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢となった。また、原油価格の下落も足かせとなった。このほか、欧米による経済制裁の実施を受け、向こう6年のロシア経済見通しが楽観視はできないとの指摘が警戒された。 【インド】休場 【中国本土】上海総合指数 2729.24 -0.06% 20日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比1.61ポイント安(-0.06%)の2729.24ポイントと3日ぶりに反落した。 戻り待ちの売り圧力が意識される流れ。上海総合指数は前日までの急ピッチな上昇で、約2週ぶりの高値水準を回復していた。ただ、下値は限定的。中国政府は広範囲の輸入関税引き下げを計画していると関係者が匿名を条件に述べた——と伝えられるなか、実施されれば国内経済のテコ入れにつながると期待された。また、中国で「10月に預金準備率が引き下げられる」との観測も根強い。指数はプラス圏で推移する場面もあった。 《NH》