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シュッピン Research Memo(6):コンテンツクリエイティブの強化などにも取り組む
2025/1/24 13:06
FISCO
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*13:06JST シュッピン Research Memo(6):コンテンツクリエイティブの強化などにも取り組む ■トピックス 1. 動画コンテンツスタジオの新設 シュッピン<
3179
>では、2023年4月にYouTube強化に向けて専門部署を設置し、コンテンツクリエイティブの充実を図ることで視聴者数も順調に増加してきた。すでに動画コンテンツは約1,000件を突破し、視聴者数は前年同期比約2倍となり、若年層を含む新たな会員獲得にも寄与している。今回は、第2弾として自社内に3つのスタジオを新設するものであり、唯一無二のコンテンツクリエイト機能を有するEIC企業としてさらに進化し、時代を先取りしたECの変革を加速するところに狙いがある。 2. レディースブランドサロンのリニューアル 2024年10月には、レディースブランドサロン「BRILLER」がフロア拡張に伴いリニューアルオープンした。商品ラインナップの拡充を図り、Web及びSNSへの情報発信基地としての役割をさらに強化する考えだ。スタッフが、「本物であること・本物を知ること」を目的にフロアを拡張し、質重視のラインナップを拡充した。それにより、さらなるコンテンツの発信も強化可能となる。同社では、ECとのシナジー効果を高め、顧客との接点拡大を目指す。 3. 基幹システムのリプレース 2027年3月期に基幹システムのリプレースを予定しており、在庫・受発注・顧客管理、POSや会計システム、自社サイトを連携しビッグデータを活用し、自社サイトの基盤をより強固にするとともにセキュリティの強化を行う。一方で経営分析、マーケティング戦略においてのAI活用をさらに加速させ、システム統合により業務の最適化を図り効率化を目指す。 ■業績予想 2025年3月期の業績予想を据え置き、増収増益を見込む 1. 2025年3月期の業績予想 2025年3月期の業績について同社は、期初予想を据え置き、売上高を前期比15.9%増の56,617百万円、営業利益を同15.3%増の3,854百万円、経常利益を同14.4%増の3,824百万円、当期純利益を同13.6%増の2,639百万円と増収増益を見込んでいる。 売上高は、「時計事業」が想定を下回って推移しているものの、好調な「カメラ事業」(特にEC売上)の伸びでカバーする想定である。 利益面では、「BRILLER」のリニューアルや動画コンテンツ撮影スタジオの新設など先行投資に取り組むも、利益率の高い「カメラ事業」の伸びに加え、AIサポートMD導入などによる「時計事業」の収益性改善により売上総利益率は18.8%(前期は18.7%)と過去最高水準を更新し、営業増益を実現する見通しとなっている。 2. 弊社の見方 不安定な経済情勢や相場変動による影響には引き続き注意が必要であるものの、1) 上期の進捗率(売上高47%、営業利益52%)や、2) 商品在庫を十分に確保していること、3) 下期は年末年始の繁忙期を迎えること、4) 「カメラ事業」における各施策が順調に進んでいること、などを勘案すれば、通期予想の達成は十分に可能であると見ている。一方、8月以降、軟調に推移している「時計事業」については、引き続き業績の変動要因として注視する必要がある。もっとも、投機的な動きを含め、市況や為替、景気動向などの影響を受けやすい「時計事業」については、様々な外部要因に対応し学習を繰り返しながら、コアとなるターゲット層をしっかりと取り込むことで、「カメラ事業」のようなプラットフォーム型の事業モデルへと進化させていくプロセスにあると見ている。したがって、そういった目線から今後の取り組みをフォローすべきであろう。その点では、「時計事業」との親和性の高いレディースブランドサロン「BRILLER」とのシナジー創出の動きにも期待したい。また、中長期的な視点からは、さらなるAI及びデータ活用やコンテンツクリエイト機能の充実など、同社が掲げるEIC企業への進化に向けた取り組みに注目していきたい。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫) 《HN》
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シュッピン
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時価総額 24,972百万円
カメラ専門店「マップカメラ」の運営を行うカメラ事業が主力。時計専門店「GMT」、ロードバイク専門店「クラウンギアーズ」の運営等も。EC販売が中心。カメラ事業では動画配信中心にコンテンツの拡充を図る。 記:2024/10/11
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