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萩原電気HD Research Memo(6):2025年3月期は営業利益で前期比9.2%減へ下方修正(2)

2024/12/24 13:06 FISCO
*13:06JST 萩原電気HD Research Memo(6):2025年3月期は営業利益で前期比9.2%減へ下方修正(2) ■萩原電気ホールディングス<7467>の中長期の成長戦略 (4) 企業価値向上:事業リスクの低減 1) 財務施策:資本政策の開示と環境構築 ・中期経営計画にて、「資本生産性を意識したマネジメント改革」を明確化 ・経営管理高度化の環境構築としてグループ全社の経営層向け経営管理システムの運用開始 ・金融環境の変化対応及び資金調達方針について取締役会にて協議 ・取引条件などの改善に向けた取り組み実行 2) 非財務施策 (サステナビリティ経営推進) ・新マテリアリティの設定 「稼ぐ力の向上(収益構造改革)」 「気候変動を中心とした環境課題への対応」 「人的資本経営によるヒトの力の最大化」 「健全で信頼される企業基盤」 ・気候変動対応の深化 Scope1、2算定拠点範囲をグループ全拠点に拡大 Scope3の算定ロジックの精緻化 サプライチェーンへのエンゲージメント活動 ・人的資本経営骨子を策定、人事制度を刷新(2024年4月より運用) KGI:人的資本生産性 サブKGI:人的資本投資/従業員エンゲージメント (ガバナンス強化) ・取締役会の多様性確保 女性取締役を2名選任 取締役過半数を独立社外取締役で構成 ・政策保有株式の見直し 保有株式の一部縮減 持ち株会からの退会方針決定 2024年6月末時点で1社退会、2社売却済み (5) 企業価値向上:ステークホルダーエンゲージメント向上 株式市場との対話や情報開示の充実などを通じた成長期待の醸成、ステークホルダーエンゲージメントの向上を目指す。 (投資家との積極的な対話と社内フィードバック) ・機関投資家個別面談実績(11月末までの実績) IR26件、SR10件 ・個人投資家との対話活動 IR展示会出展、株主通信にて株主アンケート実施、ホームページなど問い合わせ対応 ・対話内容を取締役会において経営陣へフィードバック IR四半期ごと、SR年1回 (情報開示の拡充、情報提供の公平性の向上) ・英文開示範囲の拡充:短信サマリー、適時開示、決算説明会資料 ・自社サイト及びログミーにて質疑応答を含む決算説明会スクリプト公開 ・レポート発行:フィスコ(日本語版)及びウォールデンリサーチジャパン(日英語版) (PR活動及びCSR活動の活発化によるコーポレートブランドの向上) ・PRプレス発信増加とプラットフォーム活用による情報配信強化 ・新聞及び専門誌などへの記事及び広告掲載 ・地域貢献 地元スポーツチームOnedayサポータ 大学研究室との共同研究やアカデミック講座開催 小中高生向け会社訪問イベント ■株主還元策 2025年3月期も年間配当185円(配当性向47.9%)を予定 同社は株主還元策として配当を実施している。2024年3月期時点の配当の基本方針としては、配当性向30%を目安としており、この方針に基づき、年間配当は2022年3月期が100円(配当性向30.8%)、2023年3月期が155円(同27.9%)、2024年3月期も記念配当10円を加え185円(同40.3%)と増配を続けてきた。2025年3月期からは、「MNV2026」の計数目標に従い、配当性向の目安を30〜40%に変更している。この方針に基づき、2025年3月期は期初予想時点で減益予想ではあるが前期と同額の185円(期初予想時点で配当性向は40.1%)を予定。2024年11月8日に業績を下方修正したものの、配当予想は据え置き185円(配当性向47.9%)を予定している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《HN》
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萩原エレクトロニクスを中核とする持株会社。自動車向けシステムLSIなどの半導体、電子部品の販売等を行うデバイス事業が主力。IT機器、組込機器の販売等も。中期経営計画では27.3期売上高3000億円目標。 記:2024/10/07