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トリプルアイズ Research Memo(7):新たに買収したBEXの業績寄与が最大の増益ドライバー

2024/12/12 13:07 FISCO
*13:07JST トリプルアイズ Research Memo(7):新たに買収したBEXの業績寄与が最大の増益ドライバー ■トリプルアイズ<5026>の今後の見通し 1. 2025年8月期通期の業績見通し 2025年8月期の連結業績は、売上高5,992百万円(前期比35.9%増)、営業利益111百万円(同192.6%増)、経常利益は98百万円(同109.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は30百万円(同59.6%減)と見込んでいる。事業別の売上高や営業利益の詳細は開示していないが、2024年7月から新規連結化したBEXの12ヶ月分の業績寄与を見込んだ増収増益予想であり、これを除いた既存事業においては前年並みの業績前提とした保守的な内容と見られる。既存のAIソリューション事業は前期からの回復基調の継続が期待される一方、GPUサーバー事業は短期業績がマシン本体の販売動向で左右されやすく、四半期業績のボラティリティを引き起こす可能性がある点には留意が必要だろう。 2. BEX買収による財務インパクト BEXが連結子会社となったのは2024年7月であったため、2024年8月期においては7月、8月の2ヶ月分、2025年8月期においては期初から12ヶ月間の決算数値が取り込まれることになる。同社によると、2024年8月期は2ヶ月間だけの業績取り込みではあったが、売上高で約300百万円の寄与があったとのことであり、単月換算150百万円、年間では約1,800百万円の売上高が見込めると弊社では試算している。損益影響としては、同社によるとBEXは直近12ヶ月ベースで約200百万円の営業利益を出しており、のれん償却費26百万円(のれん201百万円、10年償却)を差し引いても新規連結分だけでも前期比で170〜180百万円の営業利益の増加要因となると見られる。しかし、同社の営業利益の見込みは前期比で72百万円の増加に留まっており、営業利益の面では売上高以上に営業利益においては保守的な予想のため、上振れて着地する可能性がありそうだ。なお、買収価格は約650百万円であったが、BEXの当期純利益が実質的に100百万円超出ていることを踏まえると、PER6〜7倍と割安価格で買収できたと考えられる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹) 《HN》
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AIやIoT、DXに係る開発等を行うAIソリューション事業が主力。GPUマシン販売・保守管理等を行うGPUサーバー事業も展開。ゲームカード・ジョイコHDと資本業務提携。AI用途のGPU販売の拡大等に注力。 記:2024/10/25