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品川リフラ Research Memo(6):2024年3月期は、スプレッドの向上と海外事業拡大により過去最高益

2024/7/8 14:06 FISCO
*14:06JST 品川リフラ Research Memo(6):2024年3月期は、スプレッドの向上と海外事業拡大により過去最高益 ■業績動向 1. 2024年3月期の業績概要 品川リフラクトリーズ<5351>の2024年3月期の連結業績は、売上高と各段階利益ともに過去最高を更新した。売上高は前期比15.4%増の144,175百万円、営業利益は同28.1%増の13,887百万円、経常利益は同30.1%増の14,903百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同83.9%増の15,280百万円となった。重要評価項目として2024年3月期より開示したEBITDAも同28.5%増と17,695百万円となった。2023年度の鉄鋼需要は自動車向けが回復したものの輸出向けが低調となり、国内粗鋼生産量(日本鉄鋼連盟調べ)は8,683万トンと前年比1.1%減少した。一方、新たに加わったブラジル、北米での事業が寄与したほか、国内外への拡販活動の進展、原材料の高止まりやエネルギーコストの高騰を踏まえた販売価格の改定、低収益品から高収益品への販売構成の改善によるスプレッドの向上により、増収増益となった。また、遊休資産(名古屋市港区の土地)の売却益(1,119百万円)、投資有価証券売却益(2,102百万円)を特別利益に計上し、親会社株主に帰属する当期純利益は前期の約1.8倍となった。土地売却代金は、2022年に実施したイソライト工業の完全子会社化とブラジルにおける耐火物事業及び米国における耐摩耗性セラミックス事業の買収に要した資金に充てる。また、株価が高騰したこともあり、株主還元を充実するために有価証券を売却し、2023年11月より2024年3月までに実施した自己株式の取得資金(2,249百万円)に充てた。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘) 《HN》
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大手耐火物メーカー。1875年創業。鉄鋼業界向けに強み。JFEスチールの持分法適用会社。東京駅外壁の赤レンガなどで納入実績。セラミックス事業等も。海外事業の拡大等に注力。27.3期売上1800億円目指す。 記:2024/06/15