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シンバイオ製薬 Research Memo(10):手元キャッシュは55~65億円を目安に確保する方針

2024/5/30 13:20 FISCO
*13:20JST シンバイオ製薬 Research Memo(10):手元キャッシュは55~65億円を目安に確保する方針 ■業績動向 2. 財務状況 シンバイオ製薬<4582>の2023年12月期末の資産合計は前期末比2,263百万円減少の8,170百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では現金及び預金が234百万円増加した一方で、売掛金が1,171百万円減少した。固定資産は減損損失の計上により有形固定資産が69百万円、ソフトウェアが222百万円それぞれ減少したほか、繰延税金資産が744百万円減少した。 負債合計は前期末比966百万円減少の960百万円となった。主な変動要因を見ると、未払金が309百万円、未払法人税等が382百万円それぞれ減少したほか、その他の流動負債が減少した。また、純資産は同1,296百万円減少の7,209百万円となった。新株式の発行により資本金及び資本剰余金が404百万円それぞれ増加した一方で、親会社株主に帰属する当期純損失1,962百万円の計上が減少要因となった。 なお、期末の現金及び預金は6,517百万円となっているが、同社では今後も55~65億円を目安に手元キャッシュを確保しておきたい考えだ。当面はBCVの開発投資を目的とした資金調達が必要となるが、同社ではBCVのパートナリングによる一時収入に加えて、適宜機関投資家からの調達を検討している。2023年にBCVで明確なPOCを確立したことによって、製薬企業だけでなく機関投資家からの関心も高まっているようで、株式の希薄化懸念はあるものの資金不足に陥るリスクは極めて低いと弊社では見ている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HH》
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がん・血液領域やウイルス感染症領域の希少疾患薬を開発。他社から開発候補品を導入して製品化を狙う。24.12期は薬価改定の影響と抗がん剤の後発薬浸透を想定。アデノウイルス感染症向け注射剤候補は開発本格化へ。 記:2024/03/12