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ドリーム・アーツ Research Memo(5):「SmartDB」で「デジタルの民主化」を推進(3)

2024/4/23 13:35 FISCO
*13:35JST ドリーム・アーツ Research Memo(5):「SmartDB」で「デジタルの民主化」を推進(3) ■事業概要 ・他システムとの連携機能 他社が提供するSaaSと連携するための機能や、外部システムとの連携に必要なAPIを用意しており、高度な業務自動化が実現する。なお、他システムとの連携に関しては、専門的な技術を要することが多いため、ドリーム・アーツ<4811>もしくはシステムインテグレーターなどによる対応が一般的である。 システムを導入する標準的な業務のうち、経費精算などの領域は多くのSaaS企業が提供しているが、「SmartDB」は導入後に機能不足と判断した場合でも、多くの場合でカスタマイズなしに機能要件を満たすことができることが強みとなっている。 また、経費精算とワークフローを同時に導入する場合は、複数のSaaSを組み合わせる必要があるが、「SmartDB」は同一システム内で複数の業務アプリケーションを開発し運用できるのも強みだ。一方、ERPフロントシステムはERPのカスタマイズによって開発されてきたが、このERPフロントシステムを「SmartDB」へ移行し、APIを介して連携する仕組みへと変更することで、システムのアップデートをスムーズに行い、システムのレガシーシステム化を防ぐことができる。 「SmartDB」の競合優位性は、優良な顧客基盤、豊富な導入実績、大企業における業務デジタル化ノウハウ及び運用ノウハウの蓄積により築かれている。これらの導入実績とノウハウの蓄積は、大規模組織で利用する際に要求される、高度な権限管理や複雑な業務プロセスを構築する機能の網羅的な実装につながっている。また、大企業に対する難易度の高い商談プロセスをマネジメントする営業体制と、業務デジタル化を短期間で成功に導く手厚い導入支援体制(課題ヒアリング、初期設定、操作トレーニング、アプリケーション開発支援、運用・展開方法の検討支援、事務局支援など)も強みとなっている。 なお、「SmartDB」は2024年1月、アイティクラウド(株)が運営するIT製品レビュープラットフォーム「ITreview(アイティレビュー)」で発表された「ITreview Grid Award 2024 Winter」において、業務デジタル化に当たって重要な要素である「ノーコードWebデータベース」「ワークフローシステム」「文書管理」の3部門で最高位の「Leader」に同時認定された。「SmartDB」の「ITreview Grid Award」受賞は13期連続、3部門同時は7期連続となる。 b) ホリゾンタルSaaS「InsuiteX」 「InsuiteX」は、2002年7月にリリースした「INSUITE Enterprise」の後継プロダクトとして、2020年に最新クラウドアーキテクチャをベースに全面刷新された。企業内の従業員が社内情報にアクセスするために訪れる「社内ポータル」を構築するためのツールで、利用ユーザー数は65万人を超える。「InsuiteX」は、経営情報から現場情報に至るまで、企業内のあらゆる情報を集約・発信・共有するプラットフォーム として、大企業の組織運営をサポートする。全社向けだけではなく、組織・個人ごとにポータルを作成し、業務遂行に必要な情報を集約することにより組織の生産性向上にも貢献する。企業文化・企業体質の強化に向け、単なる情報共有を「意識共有」と呼べるレベルまで発展させることをコンセプトとして、継続的な開発を進めている。 (主な機能) ・ポータルデザイン機能 あらかじめ用意されたテンプレートに、必要な部品をドラッグ&ドロップ操作で配置し、ポータルを作成する。ポータルに表示する部品は、アイコン形式、バナー形式、外部サイト埋め込み形式など複数の形式から選択する方式を採用しており、柔軟にカスタマイズできる。 ・通知通達機能 社内に周知徹底させる必要のある通知や通達を作成し、指定したポータル上に表示する。部署、役職、グループなどの切り口で宛先指定したり、通知通達に回答フォームを設けることで、現場の実施状況を把握し、業務の抜け漏れを防止したりする。 ・集計機能 簡易なアンケートや投票、クイズ形式の通知を作成する。収集したデータは組織やグループ単位で集計し、組織エンゲージメントを高める施策などに活用できる。 ・業務ダッシュボード機能 ポータル内のデータだけでなく、他システムに蓄積されたデータも、グラフとして表示できる。あらかじめ用意されたテンプレートを選択し、様々な切り口からデータを可視化することで、分析に活用できる。 c) バーティカルSaaS「Shopらん」 「Shopらん」は、チェーンストアの店舗運営を支援するための情報共有ツールである。チェーンストア業界では本部店舗間の情報伝達に問題を抱えていることが多いが、「Shopらん」は本部からの指示を的確に店舗に届け、業務実施率を向上させることで機会損失の発生を防止する。また、現場情報をリアルタイムに収集し、店舗運営方針の転換に生かすなど、業界特有の課題に対応した機能を提供することで、現場の生産性向上や業務品質の改善、人材育成などをサポートする。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘) 《SO》
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ノーコード開発ツール「SmartDB」、社内ポータル構築ツール「Insuite」、チェーンストア向け情報共有ツール「Shopらん」の提供等を行う。Shopらんは展示会への出展などで認知度向上を図る。 記:2024/10/03