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ウイングアーク1st---24年2月期は2ケタ増収増益、期末配当の増配を発表

2024/4/15 9:24 FISCO
*09:24JST ウイングアーク1st---24年2月期は2ケタ増収増益、期末配当の増配を発表 ウイングアーク1st<4432>は11日、2024年2月期連結決算(IFRS)を発表した。売上収益が前期比15.2%増の257.52億円、営業利益が同22.9%増の73.09億円、税引前利益が同24.6%増の73.04億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同23.0%増の54.11億円となった。 帳票・文書管理ソリューションの売上収益は前年同期比14.9%増の164.94億円となった。請求書や納品書等の帳票類を設計・運用を行うソフトウェア及びサービスである「SVF」は、大企業や公共を中心としたDX推進のためのシステム投資が継続し、ライセンス/サービスが同0.5%増と過去最高であった前年と同程度となった。保守については、ライセンス/サービスの好調に伴い契約獲得も好調に推移し、同10.9%増と前年を上回った。クラウドサービスについては、様々なアライアンスによりサービス提供範囲が拡大したことから、契約社数が順調に増加し、同32.1%増と好調な結果となった。この結果、売上収益は同8.1%増の141.46億円となった。企業間取引の電子化を実現する「invoiceAgent」は、大企業の全社的な文書管理ニーズの拡大により、ライセンス/サービスが前期比83.3%増と前年を大きく上回った。保守については、好調なライセンス/サービスを背景に契約を順調に伸ばし、前期比37.8%増と前年を上回った。クラウドサービスについては、2023年10月のインボイス制度導入や2024年1月の改正電子帳簿保存法の本格施行が介したため契約社数が大きく増加し、同112.0%増と大幅に増加した。今後はさらなるDXの進展に伴い、企業内でのペーパーレス化のさらなる促進や電子文書活用が進むとみられることから底堅い需要が続くものと想定している。この結果、売上収益は同86.7%増の20.95億円と前年から大きく成長した。 データエンパワーメントソリューションの売上収益は同15.8%増の92.58億円となった。企業が保有するデータを統合・処理・分析・可視化することにより、業務の効率化や生産性の向上を実現するソフトウェア及びサービスである「Dr.Sum」「MotionBoard」が主な構成要素となっている。「Dr.Sum」は、コロナ禍からの回復が一服したことからライセンス/サービスが同12.8%減と減少した。保守については、高い保守継続率を保っていることから同3.8%増と堅調に推移している。クラウドサービスについては、大企業を中心に案件獲得を進めており、契約社数も順調に増加、同68.7%増と大きく成長した。この結果、売上収益は同4.6%増の30.63億円となった。「MotionBoard」は、大型案件の獲得により、ライセンス/サービスが同35.6%増と大きく成長した。保守については、ライセンス/サービスが好調であったことから、同11.2%増と好調に推移している。クラウドサービスについては、業種別ソリューションを中心に着実に契約社数を積み上げた結果、同23.3%増と大きく成長した。この結果、売上収益は同22.5%増の36.52億円となった。 2025年2月期通期の連結業績予想について、売上収益が前期比7.2%増の276.00億円、営業利益が同9.5%増の80.00億円、EBITDAが同10.1%増の94.70億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同7.2%増の58.00億円を見込んでいる。 また、2024年2月期における親会社の所有者に帰属する当期利益が2024年1月12日に公表した数値を上回ったこと及び今後の経営環境、株主還元の強化等について総合的に勘案した結果、期末配当金を同日公表の42.20円から3.00円増配し、1株当たり45.20円とすることを発表した。 《SI》
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帳票・文書管理ソフトが柱。経営判断支援ツールも。クラウドサービスを強化。旺盛なDX需要を追い風にライセンス販売やクラウド売上が拡大。システム開発会社を買収。自治体向け強化へ。総還元性向5割目安。 記:2024/08/13