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ドラフト Research Memo(1):2023年12月期売上高は100億円を突破

2024/3/19 16:31 FISCO
*16:31JST ドラフト Research Memo(1):2023年12月期売上高は100億円を突破 ■要約 ドラフト<5070>は、2008年に山下泰樹(やましたたいじゅ)氏が創業した設計及びデザインに特化した企業である。同社は、「ALL HAPPY BY DESIGN」をスローガンに掲げ、デザインを通じて世界中に幸福をもたらし、人々の体験(ヒューマン・エクスペリエンス)を向上させることで社会への貢献を目指している。2023年12月末現在、同社は国内外のグループ企業を含む総勢189名の従業員を擁し、そのうち、国籍が日本以外の社員が21%在籍している。2022年に設立された「山下泰樹建築デザイン研究所」においてデザインプロセスの継続的な改善を通じて従業員の約7割にあたるデザインチームの能力を高めている。この取り組みにより、空間デザインの分野で高い品質を実現し、年間約250件のプロジェクトを手掛け、独自の組織形態を築いている。2023年12月期売上高は100億円を突破し、2024年12月期以降、次期中期経営計画を基軸に、さらなる持続的な成長、利益の拡大、そしてブランド価値の向上を目指す。 1. 2023年12月期の業績概要 2023年12月期の業績は、売上高は10,702百万円(前期比29.1%増)の大幅な伸びを記録した。営業利益は870百万円(同703.3%増)、経常利益は848百万円(同868.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は516百万円(495百万円の増加)と大幅な伸びを達成した。 2. 2024年12月期の業績見通し 2024年12月期の業績予想は、売上高が12,000百万円(前期比12.1%増)、営業利益が980百万円(同12.6%増)、経常利益が960百万円(同13.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が580百万円(同12.3%増)を見込んでいる。 3. 成長戦略 同社は、デザインの力を核に独自の成長戦略を展開している。この戦略は、デザインによる価値創造を通じてブランド認知度を高め、それが大型案件の獲得につながり、さらに認知度の向上という好循環を生み出すことを目指している。プロジェクトは「レギュラープロジェクト」「プロポーザルプロジェクト」「リーディングプロジェクト」の3種類に分類し、それぞれが相互に作用しながら収益と価値創造の実現を図る。同社は、2024年12月期から3ヶ年の中期経営計画を発表し、デザインを通じた継続的な価値提供と、それに伴う企業成長を図る。2026年12月期の目標指標は大きく3点、1つは売上高を145億円、もう1つは営業利益率9%、最後にグロース市場では希少となる時価総額目標を設定し時価総額150億円としている。 4. 株主還元策 2023年12月期の1株当たりの配当金は期初配当予想より1.0円増配の6.0円を実施した(配当性向は11.7%)。2024年12月期の1株当たりの配当金も6.0円(配当性向は10.4%)を予定している。 ■Key Points ・2023年12月期の売上高は100億円を突破し、大幅な伸びを記録 ・2024年12月期の業績予想は、売上高12,000百万円 ・2026年12月期の目標指標は、売上高145億円、営業利益率9%、時価総額150億円 ・2024年12月期の1株当たりの配当金予想は、2023年12月期に引き続き6.0円 (執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞) 《AS》
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インテリア、建築中心のデザイン事業を手掛ける。ハイクラスの家具やインテリア小物の企画・販売、ブランドマーケティング等も。取引実績にKDDIなど。価値創造力が強み。中計では26.12期売上高145億円目標。 記:2024/10/12