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~株式会社アピリッツ×著名投資家はっしゃん氏対談動画文字起こし~Vol.6(2023年12月8日公開)

2023/12/8 18:26 FISCO
*18:26JST ~株式会社アピリッツ×著名投資家はっしゃん氏対談動画文字起こし~Vol.6(2023年12月8日公開)   「~株式会社アピリッツ×著名投資家はっしゃん氏対談動画文字起こし~Vol.5」の続き ■アピリッツ 永山 何が難しいのかっていうか、ただ買ってくるだけだったら、僕がデューデリジェンスして、資金調達して、はい、買いますってやればいいんですが、やっぱり人と人なんですよね。違う文化だった人たちが一緒になって、一緒の開発をするっていうのはなかなか難しいですから、なるべく同じことをやっているとこであれば、課題感も一緒ですし、成長のベクトルも大体一緒ですしっていうことで、まずは現場がM&A慣れするためには、ちゃんと同じとこを買っていきましょう。これによって、実は二つあって、一つはいろんなお客さん、うちが付き合っていないお客さんを引っ張ってこれるっていうのもあり、売上が伸びるとかあるんですけど。もう一つは、これでエンジニアさんがさらに増えるっていう。実は、うちはそっちですね。新卒採用とかで一生懸命採用していますが、実はM&Aしたほうが優秀なエンジニアさん、どんって採れるんで、そこを狙っていますというところです。ゲーム事業はどうなんだっていうとこなんですが、安定した受託の開発と運営以外に、移管ですね。移管は本当に大きなタイトルやっているんで、それでちょっと積み上げていきたいという感じです。 あとは、株主還元の投資配分の方針ですね。これもいろいろ議論ありました。成長投資に回したほうがいいんじゃない、そのお金っていう意見もあったんですが、我々としては、会社のスタンスとして、上場したんだから、還元しないで全部内部留保は駄目だろう、じゃあ上場するなよっていう社内のディスカッションがあって、ちゃんと還元しますと。まだ少ないですね。安定的にちゃんとこれから増やしていけるようにっていうのと、当然、成長のための内部留保もさせてくださいね。わざわざ人的資本投資って言っているのは、実はこれ内部留保と一緒なんですが、我々はものを作っているので、やっぱり人が全て。人に特化して、給与水準とか、さっきのかっこいいオフィス行くとか、ちゃんと全部、人のために投資させてくださいと。だから、3割、3割、3割のイメージですかね、大体、配分がというところです。さっき言ったオフィスですね。まだ建っていないんで想像図なんですが。本当に線路の横っていう。 ●はっしゃん あの辺だっていうのは、よく分かりますね。 ■アピリッツ 永山 そうですね、あそこですね。非常にすごいなって僕も思います。でも、来て働いてくださいって言うからには、来たオフィスがちょっと綺麗だとか、すごい福利厚生がいいとかってすごい大事ですし、やっぱり価値観、働く価値観というのは本当に多様化してきて昔と違うので、いろんな面でみんなの働き方の意欲をくすぐるための施策のためにちょっとやっていますというところです。 あとは、個人投資家向けのセミナーに積極的に出ています。去年だと18回ぐらい、あちこち行かせていただきました。あと、Xでいろんな情報を配信してますんで、ぜひ見ていただければなと。実はnoteで記事も書いていますし、Xで今度は決算発表ですよとか、いろんなお知らせも流していますし、セミナーもあちこち行っているんで、ぜひ見ていただいて。投資スタンスは投資家さんごとに全然違うと思うんで、何か覚えてくれて、自分の投資のトリガーを引くタイミングで、うちがちょうどいい時に入ってくれたら非常にうれしいなと。 今の悩みは、本当に出来高をKPIに置いているんですが、非常に少なくなっちゃって。はっきり言って株価はいろんな要素が含んでいるんで、今それを追ってもしょうがないと思っているんですが、出来高が少ないのは一番よくない。ここが今、悩みどころなので、今はとにかく皆さんに知ってもらうって意味で、IRを積極的に。知られていない限りは、3,800社ぐらいある上場企業で埋もれちゃうので、とにかくそこを頑張っていますと。出来高がないと、実は機関投資家さんが入ってこれない。いわゆる彼らはすごいお金を投資するんで、本当にボラが出ちゃうから、出来高の何%までじゃないと駄目みたいなルールがあり、まずそこが入ってこれないので、非常に頑張ってやっているんで、何かの際に覚えていただければなと思います。ちょっと長くなりましたが、以上でございます。 ▲フィスコ 高井 永山様、ありがとうございました。はっしゃんさんもありがとうございました。 ●はっしゃん ありがとうございます。 ▲フィスコ 高井 それでは、続きまして、はっしゃんさんから、はっしゃん式理論株価を基にアピリッツ様を鋭く掘り下げていただきたいと思います。永山様には、はっしゃんさんからの質問に対してお答えをいただきたいと思います。 ■アピリッツ 永山 はい。 ▲フィスコ 高井 はっしゃんさん、申し訳ないのですが、15分ほどでお願いできるとうれしいです。よろしくお願いいたします。 ●はっしゃん はい、了解です。では、先ほど自己紹介しましたので、今度は、はっしゃん式理論株価チャートに関しまして、少し説明しておきたいと思います。これから紹介しますけれども、どんなチャートかというと、先ほどのアピリッツ様の場合だと、こんな感じのチャートになっております。どういうものかといいますと、こちらのチャートは、決算書を見える化した企業価値の目安となるチャートになります。過去5年分、約20ファイル分の決算書、XBRLから算出することが可能です。アピリッツ様の場合は、まだ上場してから3年弱ぐらいということで、その分の期間のチャートになります。これは初心者の方でも専門的な金融知識なしで、チャートを見るだけで業績が分かるという便利なものになっておりまして、例えばPERとかPBRとかROEとか、今日も出てきましたけれども、普通、最初知らないんですね。学校で習わないので。そういう方でも、理論株価が右肩上がりであれば成長企業だと分かるとか、そういう効果があります。そして、このチャートを使いまして、理論株価より安ければ、割安ということになるんですね。割安で上昇余地があるということ。また、右肩上がりであれば、つまずかない限りは今後も上がっていくだろうとか、そういったことが分かるというものになるわけですね。 そして、使い方としましては、こちらに書いていますように、成長株や優良企業は理論株価チャートが右肩上がりになりますが、成長倒れになったり不振になったりすると、それが右肩下がりになってきますよということです。そして、理論株価チャートの幾つか線があるので説明しておきますと、一番下の緑色が、いわゆる資産価値、解散価値とも言われます。そして、真ん中のオレンジが理論株価です。そして、上の水色が割高ラインで、これは売りの目安となる上限株価になります。また、赤色が、これは四半期の決算発表ごとの進捗率を基に計算した理論株価になります。これも非常に重要なものですね。そして、ピンクのラインが配当ラインとなりまして、配当利回り4%のラインになります。また、丸印は決算発表を表しています。 その上で、アピリッツ様の理論株価チャートがこちらの画面になりますね。まだ3年分なんですけれども、上場したのが2021年ですかね。非常に人気がありまして、2か月で2,560円まで上昇しています。この時の理論株価は、実は1,250円ぐらいだったので、それの2倍以上の評価が市場からつけられたということになりますが。大体、これは投資家の皆さんお分かりのように、上場企業はやっぱり最大限に評価される傾向がありますので、とても上がっていきます。その後、理論株価はまた一旦落ち着くんですね。そしてその後、ちょっと最初の年度っていうのは多分難しいんですよね。私も知っていますが、どうしても、多分これは下方修正が入っていて、業績が一旦下降しているんですよね。ここがやや残念かなと。この最初、上場直後から右肩上がりだったら一気に人気化するんですが、ここで1回、下方修正が入ったがために、株価もかなり安くなっていまして、5分の1ぐらいまで下がっているというところですね。 ただ、実際にはそこからV字回復をされているというのが評価のポイントなんですけれども、特に2年目、3年目と右肩上がりの成長企業にしっかりと戻してきて、ちゃんと株価のほうも、去年の年末ぐらいまではついてきていましたと。一方、今年に入ってからは業績が好調なんですけれども、残念ながら、株価のほうがちょっと理論株価と比べて安い位置にあるので、これは経営サイドとしては、要するに出している業績から考えると、ちょっと不満もあるのかなというふうな感じの株価位置になっているかなという。ざっくりとですけれども、この理論株価から見ると、そのような動きが見て取れます。 そして、今後どうなるかなんですけれども、今後、この理論株価がより右肩上がりを続ける、先ほどもIR資料から出ましたけれども、来期以降の業績がさらに伸ばして、理論株価が上げ続けるならば、少なくとも株価は、それにつられて上がったり下がったりしながら、上がっていくことになるんですね。一方で、成長倒れ、1期目のような形で投資家の期待を裏切ってしまった場合は、これは下がるということなので、そこを我々投資家は、その資料を見た上で、理論株価が上がりそうか、下がりそうかのラインで評価をするという、これが基本のラインになります。まず、このチャートだけ見て、永山さんの感想を聞きたいんですけれども、いかがでしょうか。 「~株式会社アピリッツ×著名投資家はっしゃん氏対談動画文字起こし~Vol.7」に続く 《TY》