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*14:35JST ベルシス２４ Research Memo（5）：2024年2月期第2四半期は減収減益も、基礎業務は増加（2） ■業績動向 3. 財務状況 ベルシステム24ホールディングス<6183>の2024年2月期第2四半期末の資産合計は179,021百万円（前期末比2,711百万円増）となった。2024年2月期はBELLSYSTEM24 VIETNAMの新規連結の影響（22.6億円増）の影響を大きく受けた。流動資産は29,094百万円（同1,579百万円減）となったが、これは主にその他の流動資産が452百万円及び現金及び現金同等物が331百万円増加したものの、営業債権が1,512百万円及びその他の短期金融資産が850百万円それぞれ減少したことによる。非流動資産は149,927百万円（同4,350百万円増）で、これは主に持分法で会計処理されている投資が571百万円減少したが、のれんが1,861百万円、有形固定資産が1,368百万円、無形資産が1,144百万円及びその他の長期金融資産が506百万円それぞれ増加したことによる。 負債合計は112,159百万円（前期末比820百万円増）となった。流動負債は49,303百万円（同3,065百万円増）となったが、これは主に営業債務が1,475百万円及び未払法人所得税が788百万円減少したが、借入金が3,600百万円、その他の短期金融負債が1,151百万円及びその他の流動負債が511百万円それぞれ増加したことによる。非流動負債は62,856百万円（同2,245百万円減）であったが、これは主にその他の長期金融負債が1,008百万円及び繰延税金負債が217百万円増加したものの、長期借入金が3,454百万円減少したことによる。資本合計は66,862百万円（同1,951百万円増）となったが、これは主に資本剰余金が2,777百万円減少したが、利益剰余金が4,501百万円増加したことによる。 有利子負債は54,967百万円（前期末比146百万円増）となった。また、親会社の所有者に帰属する四半期利益の積上げによって、自己資本比率（親会社所有者帰属持分比率）は前期末比0.5ポイント上昇の36.9%となった。今後も利益の蓄積により上昇を続けると見られる。同社の自己資本比率は、2023年3月期の東証プライム市場サービス業平均の5.7%を大きく上回る高水準である。同社のネットD/Eレシオ（（借入金+長期借入金−現金及び現金同等物）÷資本合計）は0.72倍と前期末比0.03改善しており、高い安全性を維持している。加えて、同社ではメガバンクとの間でコミットメントライン契約を結んでおり、不測の事態にも十分に備えている。 4. キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの状況としては、同社の2024年2月期第2四半期末時点の現金及び現金同等物の残高は7,329百万円（前期末比331百万円増）、同社が自由に使える現金を示すフリー・キャッシュ・フローは6,289百万円（前年同期比3,918百万円減）であった。営業活動の結果得られた資金は8,401百万円で、これは主に、税引前四半期利益6,423百万円、減価償却費及び償却費4,551百万円、法人所得税の支払額2,647百万円、営業債務の減少1,185百万円などによる。投資活動の結果使用した資金は2,112百万円で、これは主に有形固定資産の取得による支出971百万円、有価証券の取得による支出551百万円などによる。財務活動の結果使用した資金は5,967百万円となり、これは主に長期借入れによる収入4,000百万円、短期借入れによる収入1,600百万円、長期借入金の返済による支出5,500百万円、リース負債の返済による支出3,521百万円、配当金の支払額2,439百万円などによる。 （執筆：フィスコ客員アナリスト　国重 希） 《SO》