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データセク Research Memo(4):同社グループ全体で増収を達成。利益は減益も同社想定範囲内
2023/10/30 14:34
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*14:34JST データセク Research Memo(4):同社グループ全体で増収を達成。利益は減益も同社想定範囲内 ■業績動向 1. 2024年3月期第1四半期の業績概要 データセクション<
3905
>の2024年3月期第1四半期の業績は、売上高で前年同期比11.1%増の450百万円、営業損失は71百万円(前年同期は59百万円の損失)、経常損失は64百万円(前年同期は4百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は81百万円(前年同期は5百万円の損失)となった。同社グループの全連結子会社が増収をけん引し、連結ベースで増収となった。特にチリ、ペルー、コロンビアを中心とした海外の売上高が前年同期比41%増という大幅な増収となった。同社単体の体制を強化するための費用である人件費及び外注費が増加し、営業利益がマイナスとなるも同社の想定内である。経常利益は、円安の進行により為替差益が要因で営業外損益が増加し減益となった。 リテールコンサルティングにおける「FollwUP」の展開は国内外ともに増収 2. 事業セグメント別動向 同社の事業セグメントは、「FollowUP」を主力とした「リテールマーケティング」とAI・システム開発事業、ソーシャルメディア分析事業、新規事業を含む「データ分析ソリューション」の2つである。 (1) リテールマーケティング 売上高は253百万円(前年同期比50.6%増)、セグメント利益は19百万円(前年同期は6百万円のセグメント損失)となった。「FollowUP」の国内展開は、導入店舗数及びカメラ設置台数が増加し、売上高は前年同期と比べ増加した。「FollowUP」の海外展開は、特にチリの連結子会社であるJach Technology においては大型ショッピングモールへの全店導入が行われたことなどが海外の売上高の増加に寄与し、売上高は前年同期と比べ増加した。 (2) データ分析ソリューション 売上高は197百万円(前年同期比16.9%減)、セグメント損失は91百万円(前年同期は3百万円のセグメント利益)となった。売上面ではAI・システム開発事業の売上高の減少により減収、利益面では体制強化のための人件費及び外注費(業務委託費)の増加により損失が拡大した。 「AI・システム開発事業」では、既存取引のストック収入が減少し前年同期に比べ減少するも、子会社のディーエスエスの保守等のストック売上が増加した。「ソーシャルメディア分析事業」では、2023年3月期より効率的な業務体制の構築を行い、スポット案件を積み上げた結果、売上高は前年同期に比べ増加した。子会社のソリッドインテリジェンスは公共部門やインバウンドニーズを的確に捉え、売上高が増加した。「新規事業」では、小売業向けの新規のプロダクト開発や医療関連ビジネスに注力した。 3. 財務状況と経営指標 2024年3月期第1四半期末の財務状況は次のとおり。総資産は前期末比40百万円減少の4,345百万円となった。主な増減要因を見ると、関係会社出資資金が429百万円増加したものの、長期貸付金が407百万円減少し、現金及び預金が91百万円減少したことなどがある。負債合計は前期末比30百万円増加の1,908百万円となった。これは長期借入金(1年内返済予定を含む)が115百万円減少したものの、短期借入金113百万円、繰延税金負債27百万円増加したことによるものである。純資産合計は、前期末比71百万円減少の2,437百万円となった。これは利益剰余金が81百万円減少したことが主要因である。利益増減要因により若干の減少はあったものの、総資産規模はほぼ横ばいである。安全性を示す自己資本比率も前期末より1.2ポイント減少するも55.0%を維持した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞) 《SI》
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3905 東証グロース
データセクション
1,031
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時価総額 18,252百万円
テキスト解析技術及びAI開発技術を軸にビッグデータから得られる情報の分析サービスを行う。AI・システム開発事業、ソーシャルメディア分析事業が基盤。バルクHDとのAI・サイバーセキュリティ分野で協業を開始。 記:2024/07/05
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