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RIZAP-G Research Memo(6):コンビニジム「chocoZAP」が急成長(3)

2023/10/3 14:56 FISCO
*14:56JST RIZAP-G Research Memo(6):コンビニジム「chocoZAP」が急成長(3) ■chocoZAPの事業モデル 6. これまでの成果と店舗の損益モデル RIZAPグループ<2928>では、chocoZAP事業の進捗を随時開示している。店舗数においては、2022年3月期末に16店舗(テスト店)、chocoZAPブランドを本格展開し始めた2022年7月に77店舗、2023年3月期末に479店舗と順調に店舗数を伸ばしてきた。現在では、月間80店舗増のペースであり、このままいけば2024年3月期末には1,400店舗前後が視野に入る。会員数の伸びも加速している。2022年11月には10万人を突破し、2023年3月末に34万人、2023年5月に55万人、2023年8月15日には80万人をクリアし、エニタイムフィットネス(78万人、2023年6月末)、カーブス(77.2万人、2023年5月末)を抜いて会員数で日本一を達成した。会員数の順調な成長は、入会数の伸びとともに退会数の抑制が順調に推移していることも寄与している。chocoZAPの退会率は、本格展開した2022年7月を1とした時の指数で2023年6月に0.63まで低下しており、顧客満足度が高く、顧客がトレーニングを継続していることが窺い知れる。 同社では、1店舗を出店してからの平均的な収支を開示している。2022年9月に開示した平均モデルでは、出店から約3ヶ月で単月黒字化、約18ヶ月で累積投資を回収するというものだった。一般的な店舗ビジネスでは累積投資の回収期間は3年から5年を目安にする場合が多く、それと比較すれば、非常に早期回収ができる優れた事業モデルであると言える。2023年5月に開示された平均モデルでは、出店直後の投資(広告、スターターキットなど)を強化することで、累積投資の回収期間が2022年9月の平均モデルよりも短くなり、投資回収後の収益性もさらに上がることがわかった。 chocoZAP事業全体の収益性を単純化して考えれば、出店後4ヶ月までの店舗は単月赤字、それより長い店舗は単月黒字であると想定できる。月間80店舗の出店ペースを想定すれば、絶えず320店舗(80店×4ヶ月分)は赤字、残りは黒字となり、出店歴の長い店舗が増えるほど全体の収益性が高くなる。進行期末には弊社予想では店舗数は1460店に達し、仮にその時点で320店(80店X4か月分)が単月赤字であっても、残りの1140店の黒字総額が上回っていれば、単月収支は全体で黒字化する。弊社の試算では、2023年8月時点では黒字店舗数が赤字店舗数を上回る状況となっており、近い将来にchocoZAP事業全体の期間損益が黒字化する転換点を迎えると考えている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) 《SO》
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時価総額 141,409百万円
ボディメイク事業等を展開するRIZAPを中核とする持株会社。健康食品等の販売を行う健康コーポレーション、インテリア雑貨等を手掛けるBRUNOなども傘下に持つ。chocoZAP事業の拡大に引き続き注力。 記:2024/08/27