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動物高度医療 Research Memo(3):地域の「かかりつけの動物病院」との分業で高度な動物医療を実現

2023/9/29 13:13 FISCO
*13:13JST 動物高度医療 Research Memo(3):地域の「かかりつけの動物病院」との分業で高度な動物医療を実現 ■日本動物高度医療センター<6039>の事業概要 1. 事業概要 人用医療と同じCT、MRI、放射線治療器といった高度医療設備・機器を備え、ペットの専門疾患に関する研究・臨床を行ってきた獣医師が中心となり、ペットに対して高度な専門医療(検査・治療)を行う。ワクチン接種や予防などの一次診療は行わない。また診療後のケアは紹介元の一次診療施設に要請する。 ペットの家族化、長寿命化、疾病多様化などで、飼い主の間に「ペットにも人間と同じように高度な医療を受けさせたい」として、動物医療に対する多様化・高度化のニーズが高まるなか、一次診療施設である全国各地の「かかりつけの動物病院」との分業によって、高度で充実した動物医療を実現している。また2009年3月には、民間では初めて「小動物臨床研修診療施設」として農林水産大臣から指定を受けた。動物医療業界において臨床や教育現場で活躍する人材教育の環境を整え、動物医療技術の向上を担う臨床研究にチャレンジするなど、教育・研究の実践の場として高度医療を提供することで、広く社会に貢献することを目指している。 子会社キャミックの画像診断サービスは、一次診療施設から画像診断だけを希望する飼い主の紹介を受け、完全紹介・予約制でMRIやCTを用いて画像の撮影を行い、所見を付けて一次診療施設に報告している。基本的なスタンスは一次診療施設のサポートと位置付けている。子会社テルコムは医療機器メーカーとして、動物の在宅医療に必要な「酸素ハウス(酸素濃縮器、ケージ、酸素脳時計等のセット)」の製造・販売・貸与を全国規模で行っている。 専門診療科による高度医療やチームによる診療体制が特徴・強み 2. 特徴・強み ペット向け高度医療専門の総合動物病院として、高度かつ総合的な獣医療を提供していることが特徴だ。動物の生命もしくは生活の質に大きく関わる分野を幅広くカバーする専門診療科及び最先端の医療設備・機器を備えて、併発する分野の疾患や鑑別が困難な症状の疾患の場合には、複数の診療科で診療を実施する。 収益は診療費が柱 3. 収益モデル 収益は飼い主から受け取る診療費が柱である。一次診療施設との間で紹介料は発生しない。獣医師の診療報酬は自由診療であり、それぞれの動物病院が個々に設定している。このため動物病院によって診療報酬に格差がある。同社の場合は設備投資の償却や人件費などを考慮して診療報酬を設定している。なお診療内容は飼い主の希望に沿って行う。手術を行うかどうかも飼い主の判断となる。手術を行うかどうかについては、獣医師は助言を行うのみで、最終的には飼い主が判断する。このため手術件数は必ずしも初診件数や総診療件数に連動しない。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《YI》
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時価総額 6,165百万円
動物病院からの紹介を受けて犬・猫向けの高度医療サービスを行う。画像診断サービス等も手掛ける。二次診療サービスの初診数は6090件と増加。画像診断サービスは検査件数が増加。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/22