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昭和産業 Research Memo(3):辻製油と資本提携、ブランドコミュニケーション強化で販路拡大

2023/9/13 13:03 FISCO
*13:03JST 昭和産業 Research Memo(3):辻製油と資本提携、ブランドコミュニケーション強化で販路拡大 ■トピックス 製粉カテゴリでは、2022年9月に発売された「もう揚げない!!焼き天ぷらの素」の販売数量が2023年7月までで計画の1.9倍と好調に推移した。廃油も少なく、環境に優しいサステナブルな商品として注目されている。SNSと連動したマーケティングも奏功し、インフルエンサーを通じて人気が拡散しているようだ。同年7月からは、プロスノーボーダーの岩渕麗楽(いわぶちれいら)選手が天ぷら料理に挑戦するYouTube動画を公開し発信を強化している。また、同年9月には北海道産麦小麦粉を100%使用した新商品「昭和謹製お好み焼粉」「昭和謹製たこ焼粉」を上市する。チャック付きのパッケージを採用し、賞味期限を年月表示にして食品ロスを軽減する工夫を凝らすなど、サステナブルな商品開発を進めている。 製油カテゴリでは、2022年8月から業務提携していた辻製油(株)の発行済株式総数の20%を取得し、昭和産業<2004>の持分法適用会社とする資本提携を2023年5月に実施した。コーン油・菜種油を扱う辻製油や米油を扱うボーソー油脂(株)との連携強化により、販売する油の種類を拡充していく。また、高価格帯に位置するコメ油、ひまわり油、パーム油、オリーブ油をはじめとした機能性・付加価値の高い油種については、価格改定により上昇している汎用油との価格差が縮むことで使用する抵抗感が薄れ、消費が増加している。取引先への提案営業や健康志向の高い消費者へのブランドコミュニケーションを強化してさらに拡販を進める計画で、一段の販売増加が見込まれると弊社では考えている。 (執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一) 《AS》
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小麦粉や植物油、コーンスターチなど食品事業が主力。昭和天ぷら粉など定番商品多数。飼料事業、植物工場なども。食品事業は堅調。価格改定効果も。植物由来タンパク質で新ブランド投入、シート状食品を外食向けに販売。 記:2024/09/27