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サイジニア Research Memo(5):ZETAはハイエンドサービスを一気通貫で提供する高収益・高成長企業

2023/8/21 14:45 FISCO
*14:45JST サイジニア Research Memo(5):ZETAはハイエンドサービスを一気通貫で提供する高収益・高成長企業 ■サイジニア<6031>の事業概要 3. ZETAの強み 「ZETA CXシリーズ」を展開するZETAは、ECサイト内の商品検索・レビュー・ハッシュタグ・OMOソリューションを開発販売する高収益・高成長企業である。コマースとCXのリーディングカンパニーとして、他にはないハイエンド多機能サービスの提供、変動費率が低く粗利率上昇が加速しやすいビジネスモデル、EC売上拡大につれて高まるハイエンドへのニーズ、一気通貫したサービスのため増加傾向にある複数サービスの導入、関連市場であるEC市場やデジタルマーケティング市場自体の拡大といった、以下に示すような強みを持っている。 (1) 他にはないハイエンド多機能サービスの提供 ECを始めようとする事業者は、ECサイト制作やECモールに付属しているローエンドサービスでCXをスタートする。しかし、売上が拡大するにつれ、離脱率・放棄率を低下しコンバージョンを最大化するため、ハイエンドで多機能なサービスを求めるようになる。こうしたハイエンド多機能サービスを提供している企業は、ZETA以外には国内にほとんど見当たらない。なお、CX改善サービスで先行する欧米では、アドビやSAP、セールスフォース、オラクルなどが提供するハイエンドサービスが活況となっている。 (2) 変動費率が低く粗利率上昇が加速しやすいビジネスモデル 「ZETA CXシリーズ」はオリジナルのハイエンドサービスのため高収益で、かつサポートを付随したストック型収益のため変動費率が低く、毎期粗利益率が上昇しやすいビジネスモデルになっている。また、固定費も大きく増える要素が少ないため、営業利益率も年々改善する傾向にある。 (3) EC売上拡大につれて高まるハイエンドへのニーズ EC売上やOMOが一定水準を超えると、きめ細かいサービスやフレンドリーな接客(UI)を求めるユーザーが増え、EC事業者はユーザーの期待に応えるハイエンドサービスが必要になってくる。EC市場が拡大するなか、そうしたサービスを求めるEC事業者の増加に拍車がかかってきており、このため「ZETA CXシリーズ」を展開する同社の顧客数は毎期着実に増加している。 (4) 一気通貫したサービスのため増加傾向にある複数サービスの導入 ZETAは時宜を得たオリジナルの新サービスの開発を続けているためメニューが充実しており、CXに関して一気通貫したサービスの提供が可能となっている。例えば「ZETA SEARCH」でエントリーしたのち、「ZETA VOICE」や「ZETA HASHTAG」など同社サービスを複数導入するEC事業者が増えており、顧客企業当たりの売上高も着実に拡大している。 (5) 関連市場であるEC市場やデジタルマーケティング市場自体の拡大 EC市場はコロナ禍でも成長を続け、特に同社の顧客が属する物販系EC市場は大きく伸びた。仮にアフターコロナで踊り場があったとしても、中長期的なEC化の流れは止まらないと見られる。また、デジタルマーケティング市場もDXの流れのなかで中長期的な成長が予測されている。このようにZETAの関連する市場は環境は非常に良好といえる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《SO》
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昨夏にネット広告事業を譲渡。ECサイト商品検索エンジンなどのCX改善事業が柱に。24.6期上期はCX改善が好調で計画を上回る着地に。通期最高業績・増配を計画。中計では26.6期に営業益10億円超を目指す。 記:2024/04/15