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森六 Research Memo(6):2024年3月期は、営業利益は前期比162.0%増と大幅回復予想

2023/7/10 12:46 FISCO
*12:46JST 森六 Research Memo(6):2024年3月期は、営業利益は前期比162.0%増と大幅回復予想 ■今後の見通し ● 2024年3月期の業績見通し 森六ホールディングス<4249>の2024年3月期の業績は、売上高130,000百万円(前期比8.5%減)、営業利益3,500百万円(同162.0%増)、経常利益2,900百万円(同81.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,900百万円(同41.1%増)と予想されている。減収予想となるのは、為替を円高(1ドル120円前提、前期実績135.5円)と見ているため。利益面では、樹脂加工製品事業では、客先の生産台数が回復することに加え、生産の段取りなども通常に戻ると予想しており、利益率が改善する見込み。ケミカル事業では、原材料価格も落ち着くと見られることから前期並みを予想している。年間配当は、前期と同額の100円(予想配当性向79.4%)を予定している。 セグメント別では、樹脂加工製品事業の売上高は102,000百万円(同9.1%減)、営業利益は2,400百万円(前期は100百万円の利益)を予想している。自動車生産台数は、上期は一部減産の影響が残るものの、下期にかけて回復が進み、実質的には、ほぼ前期並みで推移する見込みだが、為替を円高と見ているため、売上高は減収の見込み。各段階利益は、生産台数の回復と生産計画の安定化を見込んでおり、 さらなる合理化とコスト改善活動を進めることで増益を予想している。ケミカル事業の売上高は28,000百万円(同5.9%減)、営業利益1,560百万円(同1.0%減)を予想している。化学品の堅調な需要に加えて、遅れていた一部の製品値上げが浸透してくることから、利益はほぼ横ばいを見込んでいる。 回復のポイントとして、主に2つの施策を重点的に進めていく。1つ目は、生産変動への柔軟な対応だ。 前期に比べて主要顧客の生産計画は安定すると見ているが、配置人員の適正化を進めながら、稼働ロスの改善を推し進める。2つ目は、原価改善の促進だ。歩留り改善による材料ロスの削減、自動化による省人化を進め製造及び要員効率を上げることで、収益力の強化を図る。 設備投資は、9,300百万円(前期は8,830百万円)を予定している。主に自動車パーツのモデルチェンジ用の金型や成形機などを中心に、 樹脂加工領域で7,600百万円を見込んでいる。ケミカル領域では、化学品合成の受託設備や高機能フィルム工場の設備更新など、約1,100百万円の投資を予定している。これらの投資のうち、ソーラー発電などCSR関連の投資は1,400百万円となっている。引き続き研究開発投資を強化していく方針で、研究開発費は、3,100百万円(同3,030百万円)の予定。これに伴い、減価償却費は8,400百万円(同8,320百万円)の見込みだ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《YI》
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自動車の内装部品、外装部品を手掛ける樹脂加工製品事業が主力。生活材料やファインケミカル等のケミカル事業も。1663年創業。ホンダなどが主要取引先。海外売上高比率は約7割。ヘルスケア事業の拡充を図る。 記:2024/05/08