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エラン Research Memo(8):市場開拓余地は依然として大きい

2023/3/27 17:48 FISCO
*17:48JST エラン Research Memo(8):市場開拓余地は依然として大きい ■成長戦略 1. 事業環境 CSセットのメインターゲットは、ベッド数50床以上の病院及び介護老人保健施設等である。CSセットの認知度が向上して契約施設数は増加基調にあるが、市場開拓余地は依然として大きい。2022年12月期末時点のエラン<6099>の契約施設数2,060のうち、ベッド数50床以上の病院は1,271施設、ベッド数50床以上の介護老人保健施設等は318施設となった。厚生労働省による「令和3年度医療施設調査」及び「令和3年度介護サービス施設・事務所調査」をもとに同社が推定した市場開拓率は、ベッド数50床以上の病院で17.4%、ベッド数50床以上の介護老人保健施設等で7.7%に過ぎない。 また、同社推定による市場シェア(出所:同社の統合報告書「ELAN REPORT2022」)は、2021年12月時点の施設数11,389施設(50ベッド以上の病院7,413施設、50ベッド以上の介護老人保健施設等3,976施設)に対する市場シェアは、同社が12.8%(1,462施設)、未導入施設が56.9%(6,477施設)、A社が8.3%(950施設)、そのほか約30社が約22%(約2,500施設)となった。高齢者単身世帯、一人親世帯、若年層単身世帯の増加などにより事業環境は良好と言える。 2025年12月期の目標は営業利益70億円、市場開拓率26% 2. 新・中期経営ビジョン 新・中期経営ビジョン(2023年~2025年)では目標数値に、2025年12月期の売上高680億円(うちCSセットが600億円、新事業が80億円)、営業利益70億円、営業利益率10.3%、ROE26%、配当性向30%、市場開拓率26%を掲げている。営業強化、オリジナル商品による付加価値向上、グループシナジー創出、システム化による生産性向上、新規領域の事業化、海外展開(インドに続いて東南アジアへの進出を計画)などを加速する方針だ。 中長期成長ポテンシャルは大きく収益拡大基調 3. 中長期成長ポテンシャルは大きく収益拡大基調 入院セットビジネスは地味なビジネスと見られることが多いが、入院セット市場への参入障壁は見た目以上に高く、ノウハウを蓄積した同社の競争優位性は圧倒的である。CSセットの認知度向上や顧客ニーズに対応したサービス向上などにより契約施設数及び利用者数は増加基調であり、なおかつ市場開拓余地は依然として大きい。弊社では、同社の成長シナリオに変化はなく、さらなる付加価値向上や事業領域拡大などを勘案すれば、中長期成長ポテンシャルは大きく、収益拡大基調にあると見ている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《SI》
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時価総額 54,964百万円
病院の入院患者や介護施設の入所者に衣類やタオルを洗濯付きでレンタルするサービスを提供。ケア・サポートセット導入数は2320施設と増加。23.12期通期は増収増益。24.12期は2桁増収増益を見込む。 記:2024/03/05