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ギグワークス Research Memo(2):単発短期業務のマッチングやITサービス、シェアオフィス等を展開

2023/1/27 15:02 FISCO
*15:02JST ギグワークス Research Memo(2):単発短期業務のマッチングやITサービス、シェアオフィス等を展開 ■会社概要 1. 会社概要・ビジョン ギグワークス<2375>は、10万人を超える登録ギグワーカーの空いた時間やスキルに合わせて、IT関連の機器サポートやコンタクトセンターなどの多様な業務をマッチングするビジネスモデルで成長する企業である。PC初期設定やアンテナ基地局設置、リコール対応、世論調査など毎月1,000社以上の企業からのオンデマンド性が高い業務(単発短期業務)に即時対応できるのが同社の強みとなっている。2019年8月にスリープログループからギグワークスに商号変更し、同年9月には港区虎ノ門に本社を移転、次代に向けてギアチェンジをした。「日本一のGigEconomyのプラットフォーマーになり、労働市場に革命を起こす!」を企業ビジョンに掲げ、人々の能力がフル活用され、公平で納得できる評価を受けられるプラットフォームを目指している。これまでもギグエコノミーとシェアリングエコノミーをけん引してきたが、さらに大きな社会的インパクトをもたらす企業に進化することを宣言した。同社の最大の経営資源はヒトであり、女性の活躍や健康経営において先進的で内外からの評価も高い。2022年4月の東証市場区分見直しに伴いスタンダード市場へ移行し、将来的にはさらに上を目指している。 2. 沿革 創業は1996年で、1990年代後半のYahoo!BB設置事業で急成長し、2003年に東証マザーズ市場に株式公開した。その後はIT関連商品・サービスの販売支援事業の開始、コールセンター事業、システム開発事業などをM&Aにより取得し、IT関連サービスを総合的に行う企業グループとなった。2011年に経営体制を一新し、BPO事業に特化して経営体質の強化に取り組んだ。2015年3月には東証2部へ市場変更、その後攻めに転じ、2015年8月にWELLCOM IS(株)※1(コンタクトセンター)、同年11月には(株)アセットデザイン※2(コワーキングスペース)、2016年2月には(株)JBMクリエイト※1(コンタクトセンター)、同年9月にはヒューマンウェア(株)※1(システム・エンジニアリング)、2017年10月にはオー・エイ・エス(株)※1(システム・エンジニアリング)の株式取得・完全子会社化を行い、事業規模を拡大している。直近では、2022年7月に日本直販及び悠遊生活※1を子会社化した。 ※1 2022年2月にWELLCOM ISとJBMクリエイト、スリープロ(株)が合併してギグワークスアドバリュー(株)が発足。オー・エイ・エスとヒューマンウェアが合併してギグワークスクロスアイティ(株)が発足。日本直販と悠遊生活が合併して日本直販が発足。 ※2 アセットデザインは、2022年3月1日にnex(株)に商号変更。 3. 事業構成 同社の事業セグメントはオンデマンドエコノミー事業、システムソリューション事業(2022年10月期よりオンデマンドエコノミー事業から独立)、シェアリングエコノミー事業の3つである。主力のオンデマンドエコノミー事業は、フリーランスを中心とした登録ギグワーカーの空いた時間やスキルに合わせて、フィールドサポート、コンタクトセンター、営業・販売サポートなどの多様な業務をマッチングする。一般的には“スキルシェア”と呼ばれる分野である。全社売上高の65.4%(2022年10月期)、全社調整前営業利益の73.0%(同)を稼ぐ。システムソリューション事業は、ITエンジニアによるシステム開発を主体としたプロフェッショナルサービス及び自社開発商品のコールセンター向けCRMシステム「デコールCC.CRM3」などの販売を行う。全社売上高の18.3%(同)、全社調整前営業利益の34.6%(同)と収益性が高い。シェアリングエコノミー事業は、子会社のnexが展開しているシェアオフィスサービスである。コワーキングスペース、レンタルオフィス、サテライトオフィスなどと呼ばれるサービスである。バーチャルなマッチングだけでなく、リアルな場でもマッチングや情報交換を行う環境が整っている点は同社グループの特長である。南青山に展開しているヘアサロン「nex the salon」も好調に推移している。全社売上高の16.3%(同)と構成比はまだ小さいが、成長性は高い。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) 《SI》
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時価総額 6,808百万円
コールセンター等のBPO業務を人材確保、業務構築、品質管理まで一括で提供するオンデマンドエコノミー事業が主力。デジタルマーケティング事業等も。シェアリングエコノミー事業では既存店の稼働率向上を優先。 記:2024/10/11