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マイクロアド Research Memo(7):2023年9月期も増収増益を想定

2023/1/5 15:27 FISCO
*15:27JST マイクロアド Research Memo(7):2023年9月期も増収増益を想定 ■今後の見通し ● 2023年9月期の業績見通し マイクロアド<9553>の2023年9月期の連結業績は、売上高で前期比5.5%増(2022年9月期に売却した子会社分を除く成長率は11.6%増)の12,900百万円、営業利益で同23.0%増の771百万円、経常利益で同30.8%増の775百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同22.2%増の606百万円と2期連続の増収増益を見込んでいる。収益性の高いデータプロダクトを中心とした成長によって、好調な業績が継続することを見込んでいる格好だ。営業利益の伸びは、2022年9月期の236.6%からの減速を見込んでいる。しかし、これはシステム投資剥落の反動増がなくなることが要因だ。純粋な事業成長から生み出される利益が23.0%成長することを見込んでおり、十分に高い水準であると言えるだろう。同社は中長期的に収穫逓増・高収益のデータプロダクトに注力する方針を打ち出しており、今後も利益が積み上がっていくことが想定される。サービス区分ごとの業績予想については、データプロダクトの売上高と粗利益をそれぞれ同25.9%増の5,961百万円、同28.3%増の2,314百万円と見込んでいる。コンサルティングに関しては、売上高を同7.4%減(売却子会社分売上考慮で同1.6%増)の6,940百万円、粗利益を同13.9%減の1,706百万円と見込んでいる。 (1) データプロダクト a) UNIVERSE 同サービスが全体の業績を牽引していくことが想定されている。売上高は前期比33.6%増の4,907百万円、粗利益は同42.8%増の1,938百万円を見込んでいる。2021年10月から実施している営業体制の変革が軌道にのってきており、引き続き新規顧客の開拓に注力していく方針だ。また、市場のニーズを反映させた新製品も適宜投入し、UNIVERSEの魅力を高めていく。新製品の投入に関しては、順調に進むことが想定される。同社は新製品の投入にあたって、保有するデータを組み合わせることで新規システムの開発を必要としないという特徴を有しているためだ。これにより、新製品の迅速な市場投入が可能になる。また、顧客属性ごとに特化した営業組織が顧客の声を的確に吸い上げる仕組みを構築しており、訴求力のある新製品が開発されることが期待される。 b) デジタルサイネージ 同サービスの売上高と粗利益は、それぞれ前期比0.9%減の1,054百万円、同15.9%減の376百万円を見込んでいる。外部環境は引き続き好調に推移することを見込んでいる。売上に関しては、リテール領域に注力し、前年並みを維持していく。粗利益に関しては、提携するパートナーとの契約更新に伴い、レベニューシェアが低下することを想定している。ただ、日本においてデジタル広告の伸び代は依然大きく、好調な事業環境が続くことが想定される。新型コロナの影響が薄れ、人流が回復していることもデジタルサイネージにとっては追い風となりそうだ。 (2) コンサルティング a) メディア向けコンサルティング 同サービスの売上高と粗利益は、それぞれ前期比10.1%増の2,414百万円、同18.3%増の776百万円と増収増益を見込んでいる。同社サービスの「MicroAd COMPASS」が好調に推移することを見込んでいる。同サービスは、積み上げ型のビジネスモデルであり、安定した収益源となっている。新規メディアとの契約を増やし、増収増益を達成する計画だ。 b) 海外コンサルティング 同サービスの売上高と粗利益は、それぞれ前期比22.9%減の2,865百万円、同39.2%減の493百万円を見込んでいる。2022年9月期に売却した海外拠点の売上がなくなることが大きい。また、台湾支社による大手顧客の取引減少も影響する。今後は、インバウンドが回復してくる中で訪日外国人をターゲットにした新サービスの開発などにも注力していく方針だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎) 《NS》
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時価総額 11,867百万円
業種特化型マーケティングツールやメディア向け広告コンサルが柱。電子看板向け広告配信サービスも。24.9期1Qは広告需要の回復を受けて計画を上回る着地に。通期最高純益を計画。今春にデータ活用支援会社を買収。 記:2024/04/08