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テリロジーHD Research Memo(1):1989年創業のITソリューションプロバイダー(1)

2022/12/27 14:51 FISCO
*14:51JST テリロジーHD Research Memo(1):1989年創業のITソリューションプロバイダー(1) ■要約 1. 1989年創業のITソリューションプロバイダー テリロジーホールディングス(以下、同社)<5133>(テリロジーが単独株式移転によって2022年11月1日付で持株会社テリロジーホールディングスを設立、持株会社が2022年11月1日付で東証スタンダード市場に新規上場、完全子会社となった(株)テリロジーは2022年10月28日付で上場廃止となって現在は完全子会社)は、1989年7月の創業以来、IPネットワーク関連製品やネットワークセキュリティ分野の最先端製品及びソリューションの提供を行ってきたIT企業である。 企業理念は「常にお客様のニーズに対応し、お客様の満足を実現する」であり、平成時代には「In collaboration with customer」というスローガンの下で、インターネット社会の構築・発展に資するべく事業領域を拡大し、令和時代を迎えた今、「No.1 in Quality」を新たなスローガンに掲げ、生産性向上や働き方改革、インバウンド関連、ウィズコロナ下での新しい生活様式、DX(デジタルトランスフォーメーション)、SDGsといった時代のニーズに対応したソリューション提供にも取り組んでいる。同社の企業沿革からは、企業向けIPネットワーク、ブロードバンド、モバイル、サイバーセキュリティといった技術トレンドにいち早く気付き、事業領域を拡大してきた姿が読み取れる。 2. 4部門体制で顧客ニーズに応える事業活動を展開 同社グループは「ネットワーク」「セキュリティ」「モニタリング」「ソリューションサービス」という4部門で事業活動を展開している。顧客ニーズを満たすために必要な数多くの製品・サービスを揃えていることや24時間365日の保守体制、直販と間接販売を組み合わせた優れたディストリビューション機能を整備していることが特徴となっている。 3. コアコンピタンスは「目利き力と市場対応力」 同社グループのビジネスモデルには「顧客重視」の企業理念を事業として実践するための工夫が読み取れる。すなわち、「常にお客様のニーズに対応」するためのプロセス(技術・製品の調査/発掘等)と「お客様の満足を実現」するためのプロセス(複数製品を組み合わせたソリューションの提案や保守体制の整備等)を核に据えた事業バリューチェーンの構築である。同社は同社グループの強みを、1)目利き力と市場対応力、2)ソリューションラインナップ、3)サービス提供の多様性、4)実績に裏打ちされた技術力、5)グローバル対応力としている。とりわけ「目利き力と市場対応力」はバリューチェーンの各プロセスで生かされており、すべての強みのベースとなるコアコンピタンスだと考えられる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《SI》
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時価総額 4,860百万円
テリロジーを中核とする持株会社。IPアドレス管理サーバ製品やネットワークセキュリティ関連製品の販売・保守等を行う。兼松エレクトロニクスと資本業務提携。多言語リアルタイム映像通訳サービスは引き合い増。 記:2024/07/05