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GセブンHD Research Memo(1):2024年3月期以降の成長加速に向け、不採算事業の立て直しを図る

2022/11/28 15:41 FISCO
*15:41JST GセブンHD Research Memo(1):2024年3月期以降の成長加速に向け、不採算事業の立て直しを図る ■要約 G-7ホールディングス<7508>は、「オートバックス」「業務スーパー」のフランチャイジーとして国内最多店舗数を運営する子会社を有する持株会社である。1人当たり生産性、在庫回転率などを重視した店舗収益力を強みに、M&Aを積極的に活用しながら成長を続けている。 1. 2023年3月期第2四半期累計業績の概要 2023年3月期第2四半期累計の売上高は前年同期比4.5%増の85,595百万円、経常利益は同2.9%減の3,373百万円となった。主力の業務スーパー事業や車関連事業※1が順調に拡大した一方で、精肉事業やミニスーパー事業の売上低迷が続いたほか、電気料金の値上げに伴い光熱費が前年同期比で3億円強増加したことが減益要因となった。新規出店は10店舗(「業務スーパー」3店舗、「お肉のてらばやし」4店舗、「バイクワールド」2店舗、「オートバックス」1店舗)、退店が11店舗(「Rico’s(リコス)※2」4店舗、「めぐみの郷」7店舗)となり、第2四半期末のグループ店舗数は前期末比1店舗減の599店舗となった。 ※1 2023年3月期よりオートバックス・車関連事業から車関連事業に変更した。 ※2 2022年4月に屋号を「miniピアゴ」から「リコス」に変更し、同年6月までに全店舗で看板等の変更を完了した。 2. 2023年3月期業績見通し 2023年3月期の業績は売上高で前期比6.8%増の180,000百万円、経常利益で同1.6%増の8,000百万円と期初計画を据え置いた。第2四半期までの進捗状況は計画をやや下回ったものの、精肉事業の収益圧迫要因となっていた仕入コストが夏場以降下がってきたほか、「めぐみの郷」の不採算店舗の整理などにより増益確保を目指す。低迷が続いている「リコス」については、いったん店舗の出退店を凍結し売上高を確保するほか、2024年3月期以降の収益回復に向けて取扱商材や人員体制の見直しを進める方針となっている。 3. 中期経営計画 2026年3月期までの5ヶ年の中期経営計画では、最終年度に売上高2,500億円、経常利益100億円を目指している。5年間の年平均成長率は売上高で約9%、経常利益で約6%となる。グループシナジーも生かした既存事業の成長に加えて、新業態の開発・育成並びに潤沢な手元資金を生かしたM&A戦略を推進する。店舗数は2022年3月期末の600店舗から1,000店舗と1.6倍に拡大するため、人材の採用・育成も継続的に強化する方針だ。不採算事業の立て直しによって、2024年3月期の成長加速が期待される。 ■Key Points ・2023年3月期第2四半期累計業績は減益ながらも売上高は過去最高を更新 ・2023年3月期業績は期初計画を据え置くも、不採算事業の立て直しが課題に ・M&A戦略も推進しながら2026年3月期に売上高2,500億円、経常利益100億円を目指す (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《SI》
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食料品店「業務スーパー」やカー用品店「オートバックス」の有力FC。精肉事業やミニスーパー事業「リコス」等も展開。特別利益計上。特別損失減少。24.3期3Qは増収、最終増益。対通期計画への進捗は順調。 記:2024/02/04