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ホットリンク Research Memo(2):「両利きの経営」で既存事業の深化と新規事業の探索を両立(1)

2022/9/6 16:02 FISCO
*16:02JST ホットリンク Research Memo(2):「両利きの経営」で既存事業の深化と新規事業の探索を両立(1) ■会社概要 1. 会社沿革 ホットリンク<3680>は、2000年6月に現 代表取締役グループCEOの内山幸樹(うちやまこうき)氏が「知識循環型社会のインフラを担い、世界中の人々が“HOTTO(ほっと)”できる世界の実現に貢献する」という存在意義を掲げて設立した。内山氏は大学院在学中の1995年に日本で最初期の検索エンジンとなる「日本サーチエンジン」の開発プロジェクトに参加するなど、インターネット市場の黎明期からその技術開発に携わってきた経歴を持つ。 2000年後半以降、インターネット業界で個人のブログや「2ちゃんねる(現 5ちゃんねる)」といったソーシャルメディアが急速に普及し始めたことを契機に、同社はソーシャルメディアに書き込まれる投稿記事をベースとした分析サービスを展開する。2005年にブログの分析を開始したのを皮切りに、2008年には(株)ガーラバズから電通バズリサーチ事業(ソーシャルビッグデータの分析事業)を譲受し、現在の主力サービスの1つであるソーシャルメディア分析ツール「BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長」(以下、クチコミ@係長)の提供を本格的に開始した。 また、2012年にはソーシャルリスク・モニタリング事業「e-mining」を提供していたガーラバズを完全子会社化(同年、吸収合併)し、同サービスもラインアップに加えた。ただ、同サービスを中心としたリスクマネジメント関連事業については2018年10月に会社分割によって(株)リリーフサイン※に承継し、同年12月に株式の過半数以上を(有)エスフロントに売却した。株式売却後の出資比率は34%であったが、2020年に入って追加売却し出資比率は24%となっていた。2022年6月に公表したマスターピース・グループ(株) との資本業務提携に伴い、リリーフサインの保有株式の全てを同社の発行する新株と交換した。これにより、リリーフサインはマスターピース・グループの完全子会社となり、2022年12月期第2四半期において同社の持分法適用関連会社から除外することとなった。 ※同社とマスターピース・グループはエスフロントとの合弁会社としてリリーフサインを設立し、リリーフサインはマスターピース・グループの連結子会社となった。 同社は「ソーシャルビッグデータ×マーケティング」領域を中心に事業展開する方針を固め、2013年に(株)ホットリンクコンサルティング(現 トレンドExpress)を設立したほか、2015年にはソーシャルデータ流通企業の大手で、大手SNSのソーシャルデータへのアクセス権保有・販売を行うEffyisを子会社化し、海外での事業基盤を構築した。また、中国からの訪日観光客が急増したことを契機に、トレンドExpress(出資比率54.55%)でインバウンド消費のトレンドをSNS上の口コミデータから分析する定期レポート「中国トレンドExpress」の提供を2015年から開始したほか、中国市場でのWebプロモーション支援サービス「トレンドPR」や中国向け越境ECサービス「越境EC X」を2017年以降に相次いで立ち上げるなど中国市場をターゲットとした事業拡大に注力している。2020年1月には中国市場での事業展開を強化すべく、トレンドExpressの中国子会社と事業パートナーであった普千(上海)商務諮訊有限公司を経営統合し、新たに数慧光(上海)商務諮詢有限公司をトレンドExpressの100%子会社として設立した。 2022年5月には、Web3関連事業の本格立上げに向けて、投資事業を行う子会社としてNonagon Capital を設立した。今後の拡張性を調査するためにパイロットファンドとして運用を開始する方針であり、これまでのWeb3分野での取り組み成果・ネットワークを有効活用することに加えて、海外でのネットワーク強化も図る。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介) 《EY》
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3680 東証グロース
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時価総額 4,693百万円
SNSマーケティング会社。SNSの分析やマーケティング支援、データアクセス権販売、Web3関連への投資等を行う。23.12期通期はSNSマーケティング支援事業が増収。SNS広告・SNS運用コンサルが堅調。 記:2024/02/14