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城南進研 Research Memo(2):乳幼児から社会人まで各種教育サービスを展開

2022/8/23 15:22 FISCO
*15:22JST 城南進研 Research Memo(2):乳幼児から社会人まで各種教育サービスを展開 ■事業概要 城南進学研究社<4720>は1961年、大学受験・高校補習のための総合予備校として「城南予備校」を川崎市に設立したのを皮切りに、神奈川県内で校舎展開を進め、2002年に個別指導教室「城南コベッツ」、2008年に映像授業教室「河合塾マナビス」、2009年に育脳教室「くぼたのうけん」、2011年に保育園「城南ルミナ保育園」とサービス領域を拡大していった。さらに、2013年以降はM&Aによって保育園や英語教育、スポーツクラブなどを運営する企業を相次いでグループ化しながら、総合教育ソリューション企業として事業展開を進めている。市場環境の変化により、基幹事業であった「城南予備校」を2019年3月期以降段階的に縮小し、2020年3月末でサービスを終了したため、ここ数年間で部門別売上構成比も大きく変化している。2017年3月期に全体の8.2%だったデジタル教材・児童教育部門がM&A効果もあって年々構成比を高め、2022年3月期には34.8%と最大部門に成長している。映像授業部門も14.4%から27.0%と個別指導部門と並ぶ水準まで成長している。 現在の主なサービス内容について見ると、同社において個別指導塾「城南コベッツ」を直営・フランチャイズ(FC)展開しているほか、映像授業専門の「河合塾マナビス」をフランチャイジーとして展開している。また、2018年より「城南予備校」に替わる新業態としてプロの予備校講師とAI教材を組み合わせた個別指導塾「城南予備校DUO」を直営で展開していたが、2022年3月期に「城南コベッツ」に統合している。乳幼児・児童教育分野では、「くぼたのうけん」「ズー・フォニックス・アカデミー」「りんご塾」など複数の教育サービスと「城南ルミナ保育園」の運営などを行っている。 また、デジタル教材・ソリューション事業として、ICTを活用したオンライン学習教材の「デキタス」「デキタス・コミュ(演習問題)」を小・中学校や学習塾向け等に販売している。「デキタス」「デキタス・コミュ」は学校の授業を確実に理解していくことを目指して開発されたデジタル教材で、アニメーションを活用した2~5分のコンパクトな映像授業と演習問題により、1日10分から気軽に楽しく学習できるように設計されているほか、さかのぼり学習やさきどり学習、定期テスト対策にも対応している。月額料金は小学生が3,300円、中学生が4,400円となっている。 連結子会社では(株)久ケ原スポーツクラブで乳幼児から社会人を対象としたスイミングスクール等を運営しているほか、(株)城南ナーサリー、(株)城南フェアリィーで保育園を、(株)リトルランドで乳幼児向け各種教室を運営している。また、英語教育分野では(株)リンゴ・エル・エル・シーでTOEFL(R)やIELTS※対策専門校を、(株)アイベックで企業向けビジネス英語研修や英会話スクールを運営している。2020年5月にはネイティブ英語環境で学童保育を行う「トレスター・インターナショナル・アフタースクール」を運営する城南KIDS(旧Trester(株))を子会社化したほか、2021年6月より非連結子会社であった(株)イオマガジンを連結対象に加えている。同社は、e-ラーニングのコンサルティング・コンテンツ開発や学習システムの開発・運営等を行っている。 ※IELTS(International English Language Testing System)は英語熟練度を測る英語検定の1つで、ケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュ・カウンシル(英国文化振興会)、IDP Educationによって協同で運営されている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《SI》
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時価総額 2,815百万円
関東を中心にAI教材活用の個別指導塾「城南コベッツ」を展開。映像授業教室や幼少教育なども。教育事業は売上横ばい。幼少教育部門は増収だが、個別指導部門が伸び悩む。販管費減少。24.3期3Qは営業黒字転換。 記:2024/04/07