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エノモト Research Memo(2):強みと市場拡大を背景に業績好調を継続

2022/7/13 15:12 FISCO
*15:12JST エノモト Research Memo(2):強みと市場拡大を背景に業績好調を継続 ■会社概要 1. 会社概要 エノモト<6928>は、リードフレーム※1やコネクタ用部品※2といった精密部品を製造する大手電子部品メーカーである。主な販売先は半導体パッケージやコネクタなどの電子部品メーカーで、同社の製品は家電や自動車、スマートフォンなど様々な機器の内部で使用されており、市場は中長期的に拡大傾向にある。そのような市場で同社は、微細の複合加工技術や高品質・大量生産技術、日本、中国、フィリピンの3極体制、独立系のポジションといった強みを有している。依然として新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)の影響が残るところに、ウクライナ情勢など新たなリスクが発生し、世界の景気の先行き不透明感がぬぐえない。しかし同社は、強みと市場の拡大を背景にピーク利益を更新するなど、業績好調を続けている。 ※1 リードフレーム:半導体パッケージに使われ、半導体チップを支持固定して外部配線と接続する部品。 ※2 コネクタ用部品:電子回路や光通信などにおいて機器や部品を接続する部品。 津軽工場の増築や最先端技術の開発など積極的に事業を推進 2. 沿革 同社は1967年に神奈川県相模湖町で、精密金型の製作と金型による電子部品のプレス加工を目的に、株式会社榎本製作所という社名で設立された。1969年に山梨県に上野原工場を設立、1973年に本社を上野原に移転、その後はコネクタ用部品やLED用リードフレームなどへと製造の幅を広げ、国内の営業・生産拠点を拡充していった。1990年に社名を現在の株式会社エノモトに改めるとともに、日本証券業協会に店頭登録した(旧東京証券取引所JASDAQ市場)。1995年にフィリピン、2000年には中国に進出して3極体制の事業基盤を構築し、2017年に東京証券取引所市場第2部に、2018年には東京証券取引所第1部に上場し、現在は東証プライム市場に移行している。中長期成長のカギとなる津軽工場の増築を果たし、足元は津軽工場のスマートファクトリー化を推進している。また、クリップボンディングリードフレームや燃料電池部品など最先端技術の開発も引き続き積極的に進めている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《ST》
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半導体用リードフレームとコネクタ部品が二本柱。細精密加工に強み。24.3期3Q累計はLED用リードフレームやモバイル向けコネクタ部品が低調。半導体用リードフレームも自動車関連海外が冴えず。減損特損を計上。 記:2024/04/11