トップ
お知らせ
ソーシャルレポーター
マーケット速報
おすすめ銘柄
テーマ
人気ニュース
スクリーニング
IR時系列一覧
ランキング
イベントスケジュール
株~企業情報・おすすめ銘柄
会員登録
ログイン
アカウント
ログアウト
マーケット
日経平均
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
NYダウ
11/22
44,296.51
+888.04
お気に入り銘柄
暗号資産
FISCO BTC Index
11/23 14:38:14
15,270,469
フィスコポイント
詳しくはこちら
保有フィスコポイント数
今月フィスコポイント数
[New]
個別ポイント管理情報
飯野海運 Research Memo(6):2023年3月期は減益予想だが上振れの可能性あり
2022/6/17 15:36
FISCO
Twitter_Logo_Blue
ツイート
flogo_RGB_HEX-144
シェア
*15:36JST 飯野海運 Research Memo(6):2023年3月期は減益予想だが上振れの可能性あり ■今後の見通し 1. 2023年3月期連結業績予想の概要 飯野海運<
9119
>の2023年3月期の連結業績予想は、売上高が2022年3月期比7.6%増の112,000百万円、営業利益が7.0%減の7,000百万円、経常利益が25.8%減の7,000百万円、親会社株主帰属当期純利益が44.1%減の7,000百万円としている。前提の平均為替レートは120円/米ドル(2022年3月期実績は112.06円/米ドル)、適合燃料油平均価格(補油地:シンガポール)は760米ドル/MT (上期860米ドル/MT 、下期660米ドル/MT、2022年3月期通期実績は558米ドル/MT)、市況はPanamaxが20,000米ドル(2022年3月期実績は27,416米ドル)、Small Handyが19,000米ドル(2022年3月期実績は23,029米ドル)としている。為替感応度(1円変動による経常利益への影響額)は年間114百万円の見込みである。 ケミカルタンカーやドライバルク船の市況は堅調推移を見込むが、不透明感、海運業におけるコロナ禍に伴う船員交代の制限による費用増加、先行投資などを考慮して、増収ながら減益予想としている。営業利益の2022年3月期比5億円減の増減分析(計画)は、増益要因として、大型ガス船がLPG船の市況上昇、新造船の稼働、LNG船入渠費用の剥落で8億円増、ドライバルク船が市況の堅調推移で0億円増、小型ガス船が近海市況の上昇で1億円増、減益要因として、大型原油タンカーが船費の増加で3億円減、ケミカルタンカーが入渠費用の増加などで8億円減、不動産が高稼働率だが営繕費の増加で2億円減、その他が1億円減としている。営業外収益・費用や特別利益・損失の一過性利益・損失は織り込んでいない。 海運業の市況変動に注意が必要だが、同社予想には上振れの可能性があると弊社では見ている。 なお半期ベースに分解すると、上期は売上高56,000百万円、営業利益3,600百万円、経常利益3,200百万円、親会社株主帰属当期純利益3,500百万円、下期は売上高56,000百万円、営業利益3,400百万円、経常利益3,800百万円、親会社株主帰属当期純利益3,500百万円となる。 2. 2022年度市況見通し ウクライナ情勢による影響については、ケミカルタンカーでは石油製品の物流変化に伴って、プロダクトタンカーがケミカルタンカー市場からの退出、ロシア発の代替として中東・米国・アジアからの欧州向け輸送需要の増加を見込んでいる。ドライバルク船では、短期的には黒海発着の荷動きに悪影響があるが、荷動きパターンの変化(中南米発の荷動き活発化など)によるトンマイル増が市況にプラス要因となる可能性もあるとしている。大型ガス船では、LPGに関してはロシアの存在感が小さいため、対ロシア制裁に伴う直接的な影響は限定的な見込みとしている。 上述のウクライナ情勢の影響も含めて、2022年度の海運業の市況見通しとして、ケミカルタンカーは新造船の竣工数が依然として少ないため市況は底堅く推移する見込みとしている。大型ガス(LPG)船は、市場全体で25隻程度の新造VLGCの竣工が見込まれているため、需給バランスの悪化要因として懸念されるが、一方でインド・東南アジアでの民生需要の増加や、パナマ運河での滞船の影響などで、市況は比較的安定して推移する見込みとしている。ドライバルク船は、2022年度の新造船供給量が限定的であり、輸送需要増加で市況は堅調に推移する見込みとしている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《SI》
関連銘柄 1件
9119 東証プライム
飯野海運
1,212
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 131,987百万円
独立系の中堅海運会社。1899年創業。資源・エネルギー輸送が主力。業界最大級のケミカルタンカーに強み。飯野ビルディングのほか、英国、米国にもオフィスビルを所有。効率配船等で運航採算の更なる向上を図る。 記:2024/10/07
関連記事
6/17 15:35 FISCO
飯野海運 Research Memo(5):2022年3月期は市況上昇で増益着地
6/17 15:34 FISCO
飯野海運 Research Memo(4):不動産業は東京都心部の一等地でオフィスビルを賃貸
6/17 15:33 FISCO
飯野海運 Research Memo(3):海運業(外航海運業、内航・近海海運業)と不動産業が両輪
6/17 15:32 FISCO
飯野海運 Research Memo(2):歴史ある海運業と不動産業が両輪
6/17 15:31 FISCO
飯野海運 Research Memo(1):成長に向けてESG・SDGs経営を積極推進