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ヒガシ21 Research Memo(7):足元の業績が好調なことを鑑み、中期経営計画の数値目標を上方修正(1)

2022/6/9 15:37 FISCO
*15:37JST ヒガシ21 Research Memo(7):足元の業績が好調なことを鑑み、中期経営計画の数値目標を上方修正(1) ■成長戦略 1. 中長期成長戦略 ヒガシトゥエンティワン<9029>は成長加速を実現するために、2020年7月に、長期経営ビジョン「ヒガシ21グループ VISION2030」及び3ヶ年の「中期経営計画2023」を公表した。「お客様に最高のサービスをお届けするために変革し続ける企業」の実現に向け、スタートアップと位置付ける「中期経営計画2023」では、SDGs達成を目標とするESG経営を基本方針としている。 「中期経営計画2023」の数値目標については、当初計画値を上回る業容拡大を鑑み、2022年5月に上方修正を発表した。修正後の目標値としては、2023年3月期に売上高315億円(当初計画比15億円増)、重点事業領域比率56.9%(当初計画は45%以上)、従業員数1,150名(当初計画比50名増)、1株当たり配当金26.0円(当初計画比6.0円増)に上方修正し、3年累計営業キャッシュ・フロー36億円、ROE6%以上は据え置いた。また、「ヒガシ21グループ VISION2030」で掲げている数値目標(2030年3月期に売上高500億円以上、重点事業領域比率63.0%、従業員数1,850名)も引き続き目指していく。 経営目標の進捗状況としては、コロナ禍の影響を受けて2021年3月期は売上高244億円(前期比2.7%減)に留まったものの、既述のとおり2022年3月期は279億円(同14.4%増)と過去最高売上高を更新した。2023年3月期についても積極的な業容拡大を進めることで、目標達成を目指す。今後についても、さらなる成長と長期ビジョンの目標達成に向けて、引き続き重点事業領域の拡大と基幹事業の収益構造改革を推進する方針だ。高付加価値サービスの拡大、首都圏での市場シェア拡大、M&Aといった積極的な事業展開により、中長期での成長ポテンシャルは高いと弊社では見ている。 2. 主要取り組み項目 主要取り組み項目としては、(1) ITシステム強化、(2)人材採用・育成、(3) ホールディングス機能の強化、(4) コーポレート・ガバナンス目標、の4点を掲げている。 (1) ITシステム強化 a) インフラ・セキュリティ強化 事業の継続的な成長に不可欠なITインフラを守るためのセキュリティ対策強化や、リモートワーク等に対応するための通信インフラ整備の強化、高水準のセキュリティ・インフラ環境を維持するための継続的・計画的なIT投資を行っていく。 b) ITを活用したサービス力の進化 ITを活用することで、顧客から求められるサービスの品質・効率性を進化させるほか、既存事業の成長や新事業創出の加速化、グループ統合マネジメントシステム導入によるグループ全体での管理の標準化と管理コスト圧縮の実現を目指していく。また、開発スピード及び開発効率の向上のため、事業拡大の礎となるベンダーに依存しない開発基盤の確立を進めている。 (2) 人材採用・育成 人材採用では、会社活性化のため新卒採用を積極化し、3ヶ年中期経営計画期間中に60人の新卒採用(前3年間累計は35名)を目指している。人材教育では、物流プロフェッショナルを育成する匠塾(社内独自教育)拡大のほか、上位のプロを育成する中級レベル研修やリーダー層育成を目的とした管理者の意識変革研修を実施する。 (3) ホールディングス機能の強化 既にオフィスサービス事業などの重点事業等について分社化を進め、事業の機動力を高めているが、これに加えて本社のホールディングス機能を強化し、グループ全体最適化を実現するためのシナジー実現を図っていく。 (4) コーポレート・ガバナンス目標 2019年6月19日にいち早く指名委員会等設置会社に移行し、開かれたガバナンス体制によるリスク管理の徹底と中長期視点での議論を通じ、さらなる企業価値向上を目指す。継続的な取り組み方針としては、経営を多様な視点で分析できる人材を社外取締役に選任することや、女性取締役の参画により多様な価値観を意思決定に反映させること、取締役会実効性評価により、取締役会のさらなる進化の実現を目指す。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《YM》
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時価総額 17,522百万円
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