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JIGーSAW Research Memo(4):2021年12月期は上場以来28四半期連続で過去最高売上を更新

2022/5/10 8:34 FISCO
*08:34JST JIGーSAW Research Memo(4):2021年12月期は上場以来28四半期連続で過去最高売上を更新 ■業績動向 1. 2021年12月期業績概要 JIG-SAW<3914>の2021年12月期連結業績は、売上高が前期比25.5%増の2,751百万円、営業利益が同55.7%増の488百万円、経常利益が同7.5%増の488百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.9%増の336百万円となった。なお、2020年12月期に計上された投資有価証券売却益(134百万円)が剥落したことから、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益の前期比は低くなっている。 2019年12月期に再加速に転じた売上高は、3期連続で20%台の成長を実現し、解約率の低い※月額課金案件と堅調な受注積み上げにより、上場以来28四半期連続で過去最高売上を更新した。また、営業利益についても5四半期連続で前年同期比2ケタ増益となった。営業利益率は17.8%と前期比3.5ポイント上昇した。札幌コントロールセンターN44の新設等による売上原価増(229百万円増)のほか、スポーツ支援(MLBパドレス、2009年世界ランク3位のPGAプロゴルファーであるポール・ケーシー選手、東京五輪銀メダリストの国内女子プロゴルファーである稲見萌寧選手へのスポンサード)等による販売促進費増などのコスト増を吸収したうえでの利益率上昇であり、収穫逓増型で高収益のビジネスモデルが確立していると評価できる。 ※既存契約金額に占める解約に伴い減少した金額の割合は、2018年12月期以降1%未満で推移している。 2021年12月期末の資産合計は前期末比464百万円増の2,640百万円となった。流動資産は同372百万円増の1,790百万円であったが、主な要因は現金及び預金が235百万円増加したこと等による。固定資産は同91百万円増の849百万円であったが、主な要因は有形固定資産が47百万円増加したこと等による。負債合計は同80百万円増の673百万円となった。有利子負債は68百万円減少したものの、買掛金や未払法人税等が増加した。純資産合計は同384百万円増の1,967百万円となった。 自己資本比率は前期末比1.3ポイント上昇の74.1%、流動比率は同19.7ポイント低下するも319.5%と極めて健全な状況にある。加えて、ROEは19.0%、ROAも20.3%と資産に対する収益性は高水準にあり、強固な財務体質と優れた資産効率を両立させている。 2021年12月期末における現金及び現金同等物の残高は、前期末比230百万円増の1,121百万円となった。各キャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは449百万円の収入超、投資活動によるキャッシュ・フローは有形・無形の固定資産取得等により134百万円の支出超となった。また、財務活動によるキャッシュ・フローは長期借入金の返済による支出等により65百万円の支出超となった。 2. 2022年12月期業績見通し 2022年12月期については、国内だけにとどまらないグローバルなIoT事業の大きな成長とそのための事業投資に関する不確定な要素が多く、適正かつ合理的な業績予想の策定が困難であることを理由に業績予想を開示していない。しかしながら、ストック型ビジネスの堅調な推移により、現時点において過去最高の売上高の更新が見込まれる状況としている。 弊社では、需要が旺盛であることを考慮すると「システムマネジメントサービス」は引き続き好調に推移すると予想している。また、「IoT向け各種サービス」については2022年12月期から売上計上が本格化していくと見ている。利益面では、積極的な先行投資により事業キャパシティが拡大していることから、売上成長を上回る利益成長が可能となる収益構造が構築されたと考えている。事業投資に関する不確定要素は多いものの、2022年12月期についても2ケタ増収増益を期待している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 前田吉弘) 《YM》
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データコントロール事業を展開。クラウドサーバやIoTデバイス等の自動監視、運用を行う。IoTエンジン「NEQTO」を活用したIoTソリューションの提供等も。海外オペレーションの体制強化など先行投資を継続。 記:2024/08/29