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ジェイテック Research Memo(4):事業環境は非常に良好、競合企業は多いが独立系として存在感

2022/3/25 15:14 FISCO
*15:14JST ジェイテック Research Memo(4):事業環境は非常に良好、競合企業は多いが独立系として存在感 ■業界環境 1. 企業の人手不足の実態 帝国データバンクが2022年2月24日に公表した「2022年度の賃金動向に関する企業の意識調査」によると、2022年1月における正社員の過不足状況について、47.8%の企業が「不足」していると回答している。超少子高齢社会に突入しているとされる日本においては、中小企業の淘汰(統廃合)が急激に加速でもしない限り、人手不足が根本的に解消することは考えにくい。こうした背景から、デジタルトランスフォーメーション(DX)による効率化が企業の急務となっている。 また、同調査における正社員が「不足」していると回答した企業を業種別で見ると、「情報サービス」(65.7%)、「飲食店」(65.1%)、「建設」(62.6%)、「メンテナンス・警備・検査」(60.8%)、「農・林・水産」(60.6%)など7業種において、6割を上回る企業が不足感を覚えている。情報サービス、建設、自動車などジェイテック<2479>が関わっている業種の人手不足感も引き続き強い。比較的長いスパンで高度人材であるテクノロジストを供給する事業を展開している同社への引き合いは非常に旺盛である可能性が高いと弊社では考えている。 もっとも人手不足は同社のような派遣事業を展開しているほかの企業にとっても同様に追い風となる。一方で、同社は直近で創業以来最多となる100名の新卒テクノロジストの採用に成功しており、これに伴って人材のピラミッド化が一挙に進んでいる。基本的に人手不足という言葉が使われる際、企業側が求めているのは若手・中堅人材である場合が多く、同社ではなかでも需要の多い若手人材の確保が実績として進んでいることから、弊社では、同社の強みが今後発揮されることになると見ている。 2. 市場規模及び競合環境等 また、市場規模及び競合環境等についても併せて確認しておきたい。厚生労働省の報告書によると、国内の労働者派遣事業の市場規模は約6.4兆円とされているが、その内同社の事業領域である「技術者派遣市場」は約1.8兆円規模であると同社は推計しているようだ。 なお、技術者派遣領域ではテクノプロ・ホールディングス<6028>とメイテック<9744>が大手の筆頭格となっている。このほか、2021年4月に合併して誕生した夢真ビーネックスグループ<2154>をはじめとして、アルプス技研<4641>、フォーラムエンジニアリング<7088>、WDBホールディングス<2475>、アルトナー<2163>、ヒップ<2136>などが主な競合企業である。同社は、こうしたなかで大手資本の傘下に入らず独立系企業として事業展開を続けている。 (執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一) 《ST》
関連銘柄 9件
2136 東証スタンダード
1,069
7/2 15:00
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時価総額 4,249百万円
製造業向けに機械・電子設計やソフト開発の技術者を派遣。業務請負も。自動車業界を軸に幅広く取引。24.3期3Q累計は稼働人員数が増加。技術料金も上昇して採用費・人件費増をこなす。通期営業最高益・増配を計画。 記:2024/03/11
2154 東証プライム
2,062
7/2 15:00
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時価総額 188,230百万円
21年4月に人材サービスの夢真HDとビーネックスGが統合して発足。海外展開も。24.6期上期は開発領域や建設領域の技術者派遣が堅調。雇用調整助成金の剥落影響をこなして増収増益に。通期最高業績・増配を計画。 記:2024/02/15
2163 東証プライム
2,078
7/2 15:00
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時価総額 22,085百万円
設計開発系の技術者派遣が主力。業務請負・受託等も手掛ける。ホンダやニコン、ボッシュなどが主要取引先。エンジニア総数は1100名超。稼働率は高水準維持。技術者単価は上昇傾向。配当性向は50%ベース。 記:2024/05/06
2475 東証プライム
1,846
7/2 15:00
+6(%)
時価総額 37,031百万円
人材派遣会社。理学系研究職派遣を中心に、登録型派遣や常用型派遣、人材サービスを提供。CRO事業も手掛ける。CRO事業はWDBココなどの業績が堅調。特別損失は減少。24.3期3Q累計は増収、最終増益。 記:2024/04/17
2479 東証グロース
262
7/2 15:00
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時価総額 2,246百万円
製造業の開発・設計部門を対象にした技術者派遣に強み。請負も。自動車や産業用機械を中心に幅広い業種の顧客と取引。単価や労働工数の増加などにより、技術職知財リース事業は堅調。24.3期3Qは2桁営業増益。 記:2024/04/07
4641 東証プライム
2,580
7/2 15:00
+46(%)
時価総額 56,107百万円
正社員技術者の派遣サービスを展開。自動車、半導体、精密機器関連などに強み。受託開発も手掛ける。アウトソーシングサービス事業は堅調。契約単価の上昇、高水準の稼働率が寄与。23.12期通期は増収増益。 記:2024/02/25
2,627.5
7/2 15:00
-7.5(%)
時価総額 284,876百万円
人材サービス会社。国内最大級の技術系人材サービスグループ。顧客は情報産業や輸送用機器など。国内在籍技術者数は2万4730人。平均稼働率は95.4%。月次平均売上単価は上昇。24.6期2Qは2桁増収増益。 記:2024/03/04
930
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+13(%)
時価総額 49,680百万円
機械・電気系の技術者派遣が主力。技術者専門の転職サイト「コグナビ」の運営も。海外はインドを開拓。稼働人員数は増加。学生の内定受諾数の増加により、「コグナビ 新卒」は売上好調。24.3期3Q累計は業績堅調。 記:2024/04/08
3,305
7/2 15:00
-3(%)
時価総額 278,612百万円
製造業に正社員技術者を派遣。技術者紹介も。配当性向は5割以上目安。エンジニア社員数は1万2407名。新入社員の配属促進等で稼働率は順調。稼働時間は足踏みだが、稼働人員数は増加。24.3期3Qは2桁増益。 記:2024/02/23