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ホットリンク Research Memo(3):SNS関連のビッグデータを扱うテクノロジー企業(2)

2022/3/22 15:43 FISCO
*15:43JST ホットリンク Research Memo(3):SNS関連のビッグデータを扱うテクノロジー企業(2) ■ホットリンク<3680>の会社概要 (2) クロスバウンド事業 子会社のトレンドExpressで展開するクロスバウンド事業は、主にソーシャル・ビッグデータを活用したクロスバウンドの消費動向を分析するレポーティングサービスや2017年より開始した中国市場向けWebプロモーション支援「トレンドPR」、中国市場向けの越境EC支援サービス「越境EC X」などが含まれる。レポーティングサービスでは、訪日外国人の消費動向を分析した定期発行の「中国トレンドExpress」(会員登録無料)や、顧客ニーズに合わせたカスタムリサーチサービスを提供している。また、今後の注力分野は中国市場向けのプロモーション支援や越境EC支援サービスとなる。 「トレンドPR」は自社の商品やブランドを中国市場で認知・育成し、売上拡大を目指す企業に対して費用対効果の高いマーケティング支援を提供するサービスとなる。具体的には、同社が強みとする中国市場でのソーシャル・ビッグデータ分析に基づき、最適なマーケティング施策の企画・立案、実行(中国人に刺さるネット記事の作成や最適なWebメディアへの露出等)と、その後の効果測定や改善提案までPDCAサイクルを回す。このような形で中国市場での販売拡大を支援するサービスである。顧客側から見ればデータがすべて可視化されるため、費用対効果が明確となり、プロモーション施策のための予算を組みやすくなるといったメリットがある。1案件(PDCAサイクル1回転分)当たりの料金は様々だが、平均で300万~500万円程度となる。顧客は化粧品や日用品、ヘルスケア商品などのBtoC企業が多い。 一方、「越境EC X」は大手ECサイトの「Taobao」内に出店する有力店舗や有力KOL(Key Opinion Leader:インフルエンサーと同意語。中国のインフルエンサーを指すことが多い)の個人店舗のほか、約7,000万人のユーザーを抱える。日中間のソーシャルバイヤー約45万店舗をネットワーク化している「微店」などと提携し、これらのネットワークを使って販売プロモーションを行い、効率的に中国市場での認知度を向上させ、商品の販売を増やすサービスとなる。集客から販売・物流・カスタマーサポートまでをワンストップで提供し、対象となる商品の販売額に応じた成果報酬を得るビジネスモデルとなっていることが特長だ。このため、プロモーション期間中に対象商品が爆発的にヒットした場合には、収益への貢献度が大きくなる可能性がある。 (3) DaaS事業 DaaS事業は、Effyis(ブランド名:Socialgist)がグローバルで展開するソーシャルメディアのデータアクセス権販売事業となる。Twitterを除く世界中の公開型SNS運営会社とソーシャルメディア(ブログ、掲示板、Q&A、レビューサイト等)のデータアクセス権に関する販売契約を締結し、グローバルIT企業(ソーシャル・ビッグデータ分析、マーケティングプラットフォーム、BI等のツールベンダーなど)に販売している。言わば、ソーシャル・ビッグデータの流通企業で世界最大級の企業となる。主要顧客にはsalesforce.com<CRM>やIBM<IBM>などのほか、金融機関や政府機関、SaaS事業等を手掛けるベンチャーIT企業など数多くの企業がある。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介) 《EY》
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時価総額 4,471百万円
SNSマーケティング会社。SNSの分析やマーケティング支援、データアクセス権販売、Web3関連への投資等を行う。23.12期通期はSNSマーケティング支援事業が増収。SNS広告・SNS運用コンサルが堅調。 記:2024/02/14