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マザーズ市場2022年の動向と先物戦略 vol.1~2021年のマザーズ概況と今後の展望~
2022/2/14 17:00
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*17:00JST マザーズ市場2022年の動向と先物戦略 vol.1~2021年のマザーズ概況と今後の展望~ 以下は、2022年2月8日にYouTubeチャンネル「FISCO TV」で配信された「マザーズ市場2022年の動向と先物戦略」である。フィスコアナリスト白幡玲美と、チーフアナリストである小林大純が、対談形式で今後のマザーズ概況と注目企業についても解説している。4回に分けて配信する。 白幡:こんにちは、フィスコアナリストの白幡 玲美です。2022年がスタートしましたが、国内外の株式相場は各国金融政策の行方などを睨んで大きく動き、注目を集めています。今回は2021年の株式相場を振り返りながら、マザーズ市場の今後の展望についてフィスコアナリストの小林大純さんに解説して頂きます。小林さん、宜しくお願いします。 小林:はい、宜しくお願いします。まずおさらいですが、マザーズ市場は「近い将来の市場第一部へのステップアップを視野に入れた成長企業向けの市場」と位置付けられており、1月20日時点で474社が上場しています。次の表はマザーズ市場の株式時価総額上場企業の一覧です。 (資料 マザーズ時価総額上位銘柄 ※2021年12月末時点) 小林:フリマアプリ大手のメルカリを筆頭に、IT・インターネット関連企業が多いことがわかります。また、網掛けした企業は2021年に上場した企業です。2021年は93社がマザーズ市場へ新規上場しました。市場第一部へのステップアップを果たす企業がある一方で、成長中の新興企業が相次ぎ上場し、新陳代謝が活発な点もマザーズ市場の大きな特徴と言えます。前回の動画でビジョナルなどをご紹介しましたが、新たにクラウド録画カメラサービスのセーフィーが登場しています。 白幡:確かに新規上場企業が多く、投資の魅力も大きそうですね。 小林:そうですね。それとここでもう1点、マザーズ指数についても説明しておきましょう。マザーズ指数はマザーズ市場に上場する全銘柄を対象とした株価指数で、その構成比率は時価総額によって決まります。この時価総額は浮動株比率を考慮したものになっており、先にお見せした時価総額上位の表とは顔ぶれや順位がやや異なっています。こちらの表はマザーズ指数への影響が大きい銘柄の一覧です。メルカリやフリーといった銘柄の株価が大きく動くと、マザーズ指数に与える影響も大きいということですね。 (資料 マザーズ指数寄与度上位銘柄) 白幡:なるほど、マザーズ市場やマザーズ指数について改めてよく知ることができました。それでは2021年の株式相場やマザーズ市場の概況についても教えて頂けますでしょうか。 (資料 日経平均株価の推移:2021年) 小林:わかりました。それではこちらのグラフをご覧下さい。日経平均株価の2021年の推移を示したものです。2020年に3800円近い大幅上昇を記録した日経平均ですが、2021年初めも新型コロナウイルス流行で停滞していた経済活動の正常化への期待などからこうした流れが続きました。その後、新型コロナウイルスの流行が続いたことなどを受けて上値を切り下げる展開となり、8月に取引時間中の安値26954円を付けましたが、9月の自民党総裁選前には一転して30795円まで急伸する場面がありました。結局、年末の日経平均は28791円、年間でおよそ1348円のプラスとなりました。 白幡:なるほど、日経平均は上下に振れつつも年間ではプラスだったのですね。ではマザーズ指数はどうだったのでしょう。 (資料 マザーズ指数の推移:2021年) 小林:それでは次のグラフをご覧下さい。結論から先に申し上げると、マザーズ指数は年末にかけて下落し、年間でおよそ209ptのマイナスとなりました。高値は2月16日の取引時間中に付けた1340pt、対して安値は12月21日に付けた942ptで、コロナショックのあった2020年ほどではないにしろ、上下の値幅はかなり大きかったと言えます。 白幡:確かに、年末にかけての動きが日経平均と比べ弱いように見えますね。 —「〜マザーズ市場2022年の動向と先物戦略vol.2〜」に続く— 《NH》
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