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ミライノベート Research Memo(3):主要事業を3つに集約し、変革を進める

2021/12/24 15:13 FISCO
*15:13JST ミライノベート Research Memo(3):主要事業を3つに集約し、変革を進める ■事業概要 1. 主な事業内容 ミライノベート<3528>の事業セグメントは、2020年3月期までは不動産販売事業、アセットマネジメント事業、再生可能エネルギー事業、その他として開示されていたが、2021年3月期より不動産事業、再生可能エネルギー事業、投資事業の3つに集約された。 (1) 不動産事業(2022年3月期第2四半期売上高比率:90.7%) セグメントとしては1つに集約されたが、内容は以前からのマンション分譲(一般的なマンションデベロッパーと同様に、土地を仕入れ、マンションを建設して分譲する事業)、土地建物(宅地及び戸建住宅の販売や建物の一棟販売等を行う事業。主にマンション分譲事業に付随して発生する土地や建物の売却事業)、注文住宅(戸建住宅の建築請負やリフォーム工事等)が含まれている。また、2020年9月に連結子会社化したグローベルスが以前より行っていた、戸建分譲住宅の企画・販売、飲食店やアミューズメント施設等の商業用施設の設計・施工、自社所有不動産の賃貸等も同事業に含まれている。 (2) 再生可能エネルギー事業(同15.7%) 太陽光発電等の権利を取得して投資並びに開発を行い、発電された電気を電力会社に販売する事業モデルとなっている。権利を取得して投資を行い収益(キャッシュ・フロー)を回収する一方で、投資収益を計算して設備そのものを売却することも行う。このような考え方は、賃貸ビル事業と同じと言える。2022年3月期第2四半期末の稼動数は9ヶ所、そのうち出資のみが2ヶ所となり、同社持分の発電容量は45.45MWとなる。またロシアにおいて、バイオマス発電用木質ペレットの製造工場が2020年2月に竣工し、フランスのENGIE ENERGY MANAGEMENT SCRL(以下、ENGIE EM)と最短12年間の長期契約を締結している。 (3) 投資事業(同-6.5%) 有価証券(株式等)や不動産に投資を行う事業で、2021年2月から開始された。 2. 事業の特色 既述のとおり同社の事業は、マンション分譲、再生可能エネルギー事業と一見異なる分野で展開されているように見えるが、実は基本的には土地や権利、案件(プロジェクト)などを仕入れ(買取りや出資)、それに対して投資(資金注入やリノベーション)を行い後日収益(キャッシュ・フローまたは転売益)を回収する、という点では同じ考え方に基づいており、この点が同社の事業展開の特色とも言える。 このような考え方に沿って現在は、不動産事業、再生可能エネルギー事業、投資事業を展開しているが、今後もこのような考え方に沿った事業があれば、M&Aも含めて積極的に展開していく計画だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《YM》
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首都圏を中心に分譲マンションを開発・販売。山形県で注文住宅も。23.3期上期は一棟販売建物の引渡しが3Qに期ズレ。だが太陽光発電の売電収入が堅調。投資事業の有証売却益・評価益も貢献し、計画比で利益上振れ。 記:2022/11/12