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エノモト Research Memo(5):技術力を支える生産体制と品質管理基準

2021/12/9 15:15 FISCO
*15:15JST エノモト Research Memo(5):技術力を支える生産体制と品質管理基準 ■事業概要 3. 生産体制 エノモト<6928>の工場はどの工場も、蓄積してきた技術と独創的で効率的な生産ラインにより、顧客の要求を満たす高品質な製品を生み出すことができる。ますます強まる顧客の高度な技術への要求を実現するため、国内の各工場では、インサート成形の本社工場(上野原サイト)、リードフレームの本社工場(塩山サイト)、コネクタ用部品の津軽工場、リードフレーム及びコネクタ用部品の岩手工場と、それぞれの工場が得意とする分野に様々な技術やノウハウを集約している。前述したとおり、海外の製造拠点であるフィリピンと中国の工場でも、日本と同様の製品を安定して大量に一貫生産することができる。このため、中国・東南アジアでのスマートフォンや自動車などの生産拡大に伴い、アジアでの売上高はここ10年で約2倍と高成長を遂げた。なお、後述するが、期待の津軽工場の増築プロジェクトは順調に進展している。 こうした生産体制を支えるのが、品質管理である。同社は、全工場でISO9001とISO14001を取得、海外でも国内生産と同じ基準で品質管理を実施している。三次元SEM(走査電子顕微鏡)による分析や品質に厳しい車載用デバイス向け製品の供給実績から、同社の品質管理技術が高水準にあることが理解できる。車載用製品におけるさらに厳しい品質管理・環境管理に対応するため、自動車産業の国際的な品質マネジメントシステムであるIATF16949の認証を中国で取得、2019年9月には岩手工場でも認証を取得した。IATF16949認証とは、自動車部品及び自動車用材料メーカーを対象に制定された、「欠陥の予防」と「バラツキとムダの削減」を達成するための自動車業界特有の品質マネジメントシステム要求事項で、ISO9001:2015をベースにつくられたセクター規格である。認証があれば、自動車産業における受注活動が大きく効率化されるため、ほかの工場でも認証取得を進める方針だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《ST》
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半導体用リードフレームとコネクタ部品が二本柱。細精密加工に強み。24.3期3Q累計はLED用リードフレームやモバイル向けコネクタ部品が低調。半導体用リードフレームも自動車関連海外が冴えず。減損特損を計上。 記:2024/04/11