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キャリアリンク Research Memo(1):ポストコロナにおいてもBPO関連を中心に持続的な収益成長を目指す

2021/12/2 15:01 FISCO
*15:01JST キャリアリンク Research Memo(1):ポストコロナにおいてもBPO関連を中心に持続的な収益成長を目指す ■要約 キャリアリンク<6070>グループは、BPO(Business Process Outsourcing)関連を中心とした事務系人材サービス事業を中心に、製造系人材サービス事業、営業系人材サービス事業へと展開する総合人材サービス会社。大量動員・早期立ち上げを必要とするプロジェクトの運用ノウハウに強みを持つ。 1. 2022年3月期第2四半期累計業績の概要 2022年3月期第2四半期累計業績(2021年3月~8月)の売上高は前年同期比16.3%増の16,239百万円、営業利益は同8.1%増の1,406百万円と期初計画(売上高15,150百万円、営業利益1,100百万円)を上回り、第2四半期累計として過去最高を連続更新した。主力の事務系人材サービス事業において、官公庁及び大手BPO事業者等からの新規受注が引き続き好調に推移したことが主因だ。また、新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)により低迷していた製造系人材サービス事業についても製造加工部門を中心に受注が回復し、前年同期比2ケタ増収に転じている。営業利益については、派遣スタッフや中核人材の採用費並びにDX化推進費用の増加等があったものの、増収効果で増益となった。 2. 2022年3月期業績の見通し 13ヶ月の変則決算となる2022年3月期の業績は売上高で39,000百万円、営業利益で2,830百万円と期初計画を据え置いている。これは、コロナ禍が経済活動に及ぼす影響が不透明なためだ。足元の受注状況等を踏まえると、下期も事務系人材サービス事業の受注が好調なことから、売上高は計画を達成する見込みだ。また、営業利益についても、下期の売上総利益率が第2四半期とほぼ同水準で推移する傾向であることから、増益となる可能性が高いと弊社では見ている。 3. 中期経営計画 同社は、2024年3月期までの3ヶ年の中期経営計画をスタートしている。2024年3月期の業績目標値は売上高で46,980百万円、営業利益で4,240百万円とし、2021年2月期実績からともに1.5倍増、年平均成長率で15.8%増を目指している。業績目標を達成するうえでポイントとなるのは、官公庁向けを中心としたBPO関連事業部門の高成長がコロナ禍収束後(以下、ポストコロナ)においても継続できるかということになる。同社ではこれまで受注してきた地方自治体向けの案件や、大型BPOスポット案件の業務運用経験者やノウハウ等のリソースを他の自治体や中小規模のBPO案件等に積極的に再配置していくことで、成長を継続していく戦略である。また、製造系人材サービス事業では営業エリアの拡大によって2ケタ成長を目指す。一方、営業系人材サービス事業についてはコロナ禍が長期化するなかで戦略を見直すことを検討している。利益面では、人的投資やシステム投資を継続しながら、DX化推進により業務効率の向上を図ることで、2024年3月期に営業利益率で9.0%と2021年2月期並みの水準を目指していく。 4. 株主還元策 同社は株主還元策として、配当金については安定配当の継続を基本に業績及び財務状況等を勘案して決定していく方針としている。2022年3月期の1株当たり配当金については、前期比横ばいの20.0円(配当性向11.4%)を予定している。また、株主優待として毎年8月末(2022年より9月末)の株主に対して保有株式数や継続保有年数に応じてQUOカードを贈呈している。 ■Key Points ・BPO関連の新規受注が好調に推移し、2022年3月期第2四半期累計業績は期初計画を上回る増収増益を達成 ・2022年3月期業績は期初計画を据え置くも、売上総利益率の改善により上振れする可能性が高い ・年率2ケタの売上成長により、3年後に売上高、営業利益ともに1.5倍増を目指す (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《YM》
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時価総額 30,848百万円
総合人材サービス。事務系人材サービスのBPOを軸に、コールセンター向け人材派遣や一般事務、製造系人材サービス、営業系人材サービスなども展開。短期間での大量業務処理能力に強み。24.3期3Q累計は足踏み。 記:2024/02/22