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アウトソシング Research Memo(10):21年12月期は大幅な増収増益で中期経営計画上回る水準となる見通し

2021/10/19 15:20 FISCO
*15:20JST アウトソシング Research Memo(10):21年12月期は大幅な増収増益で中期経営計画上回る水準となる見通し ■業績見通し 1. 2021年12月期の業績予想 2021年12月期の業績予想(IFRS)についてアウトソーシング<2427>は、期初予想を据え置き、売上収益を前期比44.0%増の528,000百万円、営業利益を同75.1%増の25,100百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益を同285.0%増の12,800百万円と大幅な増収増益の実現により、2年目を迎える中期経営計画における計画値を上回る水準を見込んでいる。 なお、上期実績が計画を上回ったにもかかわらず、通期業績予想を据え置いたのは、世界規模で新型コロナウイルス感染症の変異株が急拡大し、事業環境の先行き不透明感が増大している点や、為替変動を精緻に見積もることが困難であるなどの不確定要素に鑑みたことが理由である。 ただ、期初時点での前提となっていた、1)売上収益、営業利益ともにすべての事業が伸長すること、2)特に、「海外技術系」がコロナ禍の影響からの回復やCPL社の通年寄与により大きく伸びることへの見通しに変化はなく、営業利益率もコロナ禍前を上回る水準を見込んでいる。 2. 弊社の見方 弊社では、コロナ禍の長期化懸念を含め、不確実性が高まっている国際情勢や経済活動への影響には引き続き注意が必要であるものの、1)上期実績が計画を上回ったこと、2)下期以降の業績の伸びにつながる採用面も順調に進んでいること、3)新卒採用の配属完了(7月末時点)を始め、下期の稼働率は高い水準で推移する見通しであること、4)海外でもグループシナジーの創出や好調分野の伸びが期待できることから、通期業績が期初予想を上振れる可能性は高いとの見方をしている。注目すべきは、コロナ禍により加速された業界淘汰の動きや、派遣DX化を見据えた次世代型ビジネスモデルの確立など、外部環境の変化をいかに自社の事業機会に取り込んでいくのかにある。特に、派遣DX化への取り組みについては、その動向にも注意が必要である。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫) 《ST》
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製造業向け人材派遣・業務請負が柱。M&Aを活用して国内外で事業拡大。昨年12月に発表したMBOの一環として米投資ファンドのベインが1株1755円でTOB実施。今年3月にTOBが成立し、同社株は上場廃止へ。 記:2024/04/10