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USEN-NEXT HOLDINGS--- 21年8月期増収・2ケタ増益、22年8月期予想も過去最高益

2021/10/15 11:58 FISCO
*11:58JST USEN-NEXT HOLDINGS--- 21年8月期増収・2ケタ増益、22年8月期予想も過去最高益 USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は14日、2021年8月期連結決算を発表した。売上高が前期比7.8%増の2,083.51億円、営業利益が同43.4%増の156.08億円、経常利益が同46.3%増の147.68億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同63.9%増の80.44億円となった。 好調な通信事業とコンテンツ配信事業が収益成長を牽引した。 店舗サービス事業の売上高は前年同期比0.1%減の561.12億円、営業利益は同2.5%減の85.90億円となった。当年度においては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により厳しい環境が続いていることから、飲食店が必要とするニーズの把握ときめ細やかな、スピード感のあるサービスの提供に注力し、同社グループのシナジーを生かしつつ、総合的な支援を行うことを目指してきた。USENでは、クラウドPOSレジ「Uレジ」、決済サービス「Uペイ」と同時に、「USEN IoT PLATFORM」の拡販に注力した。 通信事業の売上高は前年同期比9.5%増の481.79億円、営業利益は同12.4%増の45.34億円となった。当年度においては、新型コロナウイルス感染拡大の影響を一部受けているが、ブロードバンドインターネット回線の販売代理や、中小規模事業者向けを中心とした新規獲得活動が堅調であり事業収支は安定的に推移した。USEN NETWORKSでは、「USEN光plus」等の獲得が順調に推移しおり、また、「USEN光plus」を活用した「BtoBtoXモデル」の受付を開始した。USEN ICT Solutionsが、「USEN GATE 02」のブランドでネットワーク関連サービスやクラウドサービス、データセンターサービス、企業ICT環境の保守運用サービス等を手掛け、更に、オフィスで働く従業員のための業務環境改善を提案した。また、新たに企業のICT環境の保守運用サービス「ICT見える化サポート」の取り扱いも開始した。USEN Smart Worksでは、従業員の働き方をサポートするため、様々なクラウドサービス(SaaSサービス)を企業に提供した。 業務用システム事業の売上高は前年同期比6.7%減の189.25億円、営業利益は同16.0%減の28.98億円となった。当年度においては、新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けた。ホテルにおいては、客室テレビを起点としたDXによりスマート・ホテルルームを実現する「IoT Terminal」やホテルとゲストの接点を広げるDXアプリ「Stay Concierge」をリリースした。病院においては、顔認証・保険証確認機能搭載の次世代型キオスクとクリニック向け精算機の市場投入により、省人化・省力化を小規模病院においても実現し、納品数は堅調に拡大した。飲食店向けには、パーソナル・オーダーシステムと自動精算機を連動させ、会計の完全無人化を実現する精算システムを開発し、サービス提供を開始した。 コンテンツ配信事業における売上高は前年同期比30.7%増の599.56億円、営業利益は同667.7%増の57.31億円となった。当年度においては、映像配信サービスの市場が活性化する中、有料の映像配信サービスへの利用度も高まっている。「U-NEXT」では、「巣ごもり」需要を受けて契約者数は堅調に推移している。コンテンツについては、米ワーナーメディアと独占パートナーシップ契約を定額制動画配信において締結し、コンテンツのラインナップ拡充を図っている。 エネルギー事業の売上高は前年同期比5.2%減の279.26億円、営業利益は同258.6%増の3.54億円となった。当年度においては、新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受け、顧客先店舗・商業施設等における電気消費量が十分に回復しなかった。高圧帯においては市場競争環境の激化に伴い価格競争力が相対的に低下してきているが、グループのシナジーを生かした他商材とのコラボレーションにより、顧客へのエネルギーコスト削減価値を提供していくことに取り組んだ。 2022年8月期通期の連結業績予想については、売上高が2,200.00億円、営業利益が170.00億円、経常利益が160.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が85.00億円を見込んでいる。2022年8月期の期首より「収益認識に関する会計基準」等を適用するため、連結業績予想は当該会計基準等を適用した後の金額となっており、対前年増減率は開示していないが、売上および各段階利益で過去最高を更新する予想となっている。 また、当期の期末配当について、直近の配当予想より1.00円増額の1株当たり13.50円とすることを発表した。 《ST》
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店舗向け音楽配信サービス首位。インターネットサービスの代理店販売、オフィスのICT環境構築、自動精算機製造販売等も。通信事業は好調。法人向けサービス、自社光回線サービス等が堅調。24.8期1Qは収益好調。 記:2024/01/28