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安田倉庫 Research Memo(2):首都圏を中心とした好立地の拠点とソリューションサービスが強みの総合物流企業

2021/6/28 15:02 FISCO
*15:02JST 安田倉庫 Research Memo(2):首都圏を中心とした好立地の拠点とソリューションサービスが強みの総合物流企業 ■会社概要 1. 会社概要 安田倉庫<9324>は、2019年12月に創立100周年を迎えた、旧安田財閥系の総合物流企業である。国内外での保管、流通加工、輸配送など総合物流サービスを主力事業とし、首都圏の好立地にある拠点網を中心に北海道、関西、九州、北陸と全国ネットワークを有する。物流サービスをワンストップで提供するほか、メディカルやITキッティングなど顧客や商品特性に合わせカスタマイズした、特徴的なソリューションサービスも提供している。中国やASEANをつなぐネットワークもあり、陸・海・空の輸送手段を一元的にコーディネートする国際複合一貫輸送サービスも手掛けている。不動産事業では、東京や横浜の好立地でオフィスビルの賃貸サービスなどを行っている。 2. 沿革 後に衆議院議員となる守屋此助による神奈川県橘樹郡子安村(現在の横浜市神奈川区守屋町)の埋め立て事業に対し、安田財閥総帥の安田善次郎(やすだぜんじろう)が安田保善社(現 安田不動産(株))を通じて資金を援助、1919年12月20日に創立された興亜起業株式会社が同社の起源である。1924年に横浜市で普通倉庫業を開業(現 守屋町営業所)、1932年に東京市芝区(現 港区海岸)に東京営業所(現 芝浦営業所)を開設、1942年には社名を安田倉庫株式会社と改称した。その後、東京と横浜を中心とする全国に拠点を展開、1999年に東京証券取引所第2部に上場、2000年には中国に現地法人を設立した。2005年に東京証券取引所第1部に上場、物流品質の向上と海外展開を加速させている。2013年から2014年にかけて一部ソリューションサービスを進化させ、成長ドライバーと期待されるメディカルやITキッティングをジャンルとして確立した。2019年には大西運輸(株)を、2020年にはオオニシ機工(株)をそれぞれ子会社化し、北陸3県(石川、富山、福井)へと拠点を拡大した。また、2020年には東雲営業所(東京メディカルロジスティクスセンター)を開設してメディカル物流サービスを強化している。2019年12月に創立100周年を迎え「長期ビジョン2030」を策定し、中長期成長へ向けて着実に歩を進めている。 3. 内外の物流ネットワーク 同社は、同社及び倉庫作業請負業の(株)ヤスダワークスや陸運業の安田運輸(株)、航空貨物取扱業の芙蓉エアカーゴ(株)、北陸地盤の大西運輸、中国で倉庫業を営む安田物流(上海)有限公司など関係会社14社で構成され、物流事業及び不動産事業並びにこれらに関連する業務をグループ一体となって展開している。首都圏には京浜エリアの好立地を中心に本社ほか20拠点、北海道から九州まで各地域で拠点を有している。また、海外にも中国8拠点、ベトナム4拠点、インドネシア2拠点を有しており、首都圏を中心に日本全国及び中国・ASEANの主要地域をカバーする物流ネットワークを構築している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《YM》
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首都圏地盤の倉庫準大手。医療機器・IT物流に強み。24.3期3Q累計は新規取引開始などで倉庫堅調。不動産賃貸も既存施設が安定稼働。だがM&Aに伴う販管費増が利益の重石に。今年3月に愛知県の運送会社を買収。 記:2024/04/12