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萩原工業---2Q減収なるも、海外向け包装資材「メルタッククロス」が需要拡大

2021/6/9 10:12 FISCO
*10:12JST 萩原工業---2Q減収なるも、海外向け包装資材「メルタッククロス」が需要拡大 萩原工業<7856>は7日、2021年10月期第2四半期(20年11月-21年4月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.4%減の131.07億円、営業利益が同10.6%減の12.70億円、経常利益が同19.6%減の13.31億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同19.6%減の9.16億円となった。 合成樹脂加工製品事業の売上高は前年同期比6.2%減の108.72億円、営業利益は同16.9%減の9.41億円となった。海外向け包装資材「メルタッククロス」が米国での巣ごもり消費で需要拡大、粘着テープ関連及び人工芝原糸も堅調に伸びたことに加え、同社が開発した新素材「レイシス」を用いた最終製品が防虫分野で上市された。一方、シート関連は防災用備蓄の引合い減少等により、フレキシブルコンテナバッグは需要回復途上で前年水準には届かず、それぞれ減収となった。またコンクリート補強繊維「バルチップ」は国内向けが建設工事の遅れのため、海外向けが販売先の在庫調整のため、それぞれ減収となった。インドネシア子会社のハギハラ・ウエストジャワ・インダストリーズ及び中国子会社の青島萩原工業は、前者でPCR検査陽性者の発生が見られるものの、双方とも通常通りに稼働している。国内子会社の東洋平成ポリマーは、クロス事業は堅調だったものの、フィルム事業で一部低採算品の受注抑制を行ったため、全体では減収となった。 機械製品事業の売上高は前年同期比12.7%減の22.35億円、営業利益は同13.7%増の3.29億円となった。主力製品であるスリッター関連製品では、中国のディスプレイ大手の投資に対応した偏光板用大型機や、中央アフリカ軟包材メーカー向けなど新たな需要を取り込んだが、リチウムイオン電池セパレーター用の売上急減などを補えず減収となった。一方押出関連機器では、PETボトルのボトルtoボトルリサイクル用特殊スクリーンチェンジャーの売上もあり増収となった。リサイクル関連機器では、リサイクル需要の高まりを受けて、食品容器用が好調であったため増収となった。収益面では、付加価値の高いスリッターの売上があったため、増益となった。 2021年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.8%増の280.00億円、営業利益が同4.9%増の26.40億円、経常利益が同3.5%減の27.40億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.2%減の18.50億円とする期初計画を据え置いている。 《NB》
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合成樹脂加工製品メーカー。ブルーシートで国内首位。スリッターなどの機械も。24.10期1Qは価格改定効果で合成樹脂加工品の採算が改善。前期苦戦の機械も上向く。収用補償金特益は剥落。通期二桁営業増益を計画。 記:2024/04/12