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USENNEX Research Memo(2):ポートフォリオ効果でリスクをチャンスに

2021/6/4 15:02 FISCO
*15:02JST USENNEX Research Memo(2):ポートフォリオ効果でリスクをチャンスに ■会社概要 1. 会社概要 USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は持株会社として、傘下の子会社を通じ、祖業の音楽配信を主軸に店舗・施設運営のための支援ツールやソリューションなどの商材・サービスを、飲食・小売といった業務店やホテル・病院・オフィスなど各種施設に提供している。また、一般個人に対しては動画や電子書籍などのデジタルコンテンツを定額制で配信するサービスを行っている。業務店など88万件に上る顧客基盤、音楽・動画のコンテンツ、業務店支援ノウハウ、ネットワークインフラ、直販体制・テレマーケティング・代理店網といった販売力などグループ企業がそれぞれに持つ強みを生かし、各社の主力商品をクロスセルすることでシナジーを創出する。また5GやIoT(Internet of Things)、AI(Artificial Intelligence)といった次世代技術を取り込みながら機動的な成長戦略を推進している。 2020年に入って拡大した新型コロナウイルス感染症は、世界的規模で社会と経済に大きな打撃を与えた。国内企業の多くも影響を受け、中小事業者の多い同社顧客及び同社も例外ではなかった。ただし同社は、グループのポートフォリオ効果により事業リスクを分散、2020年8月期に引き続き2021年8月期も利益を伸ばしている。特にコンテンツ配信事業は巣ごもり需要を背景に利益成長期入りし、収益基盤の構築が進んだ店舗サービス事業は、苦境に立たされた中小事業者にとって大きな拠り所となっている。 USENとU-NEXTの再統合により収益基盤を強化 2. 沿革 同社は、宇野元忠(うのもとただ)氏が1961年に創業、(株)大阪有線放送社を設立し、その後全国を網羅する有線放送網を構築した。1998年に宇野康秀(うのやすひで)氏が社長に就任すると、有線放送で培った顧客基盤・インフラを利用して、店舗支援サービスやブロードバンドサービス、動画配信などのコンテンツ提供サービスなど多角化とデジタル化へと舵を切った。そのなかで、ブロードバンド事業を展開していた(株)U'sブロードコミュニケーションズ(後のU-NEXT)が、2010年12月にUSENからテレビ向け有料動画配信サービス事業と個人向け光回線などの販売代理店事業を承継して独立した。しかし2017年12月、USENとU-NEXTが別々に保有する顧客基盤などの経営資源を生かすため、両社は再統合することになった。グループ共通機能の集約やシナジーの創出などにより、現在では強力な収益基盤が構築されつつある。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《NB》
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店舗向け音楽配信サービス首位。インターネットサービスの代理店販売、オフィスのICT環境構築、自動精算機製造販売等も。通信事業は好調。法人向けサービス、自社光回線サービス等が堅調。24.8期1Qは収益好調。 記:2024/01/28