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GセブンHD Research Memo(8):2026年3月期に売上高2,500億円、経常利益100億円を目指す

2021/6/2 15:58 FISCO
*15:58JST GセブンHD Research Memo(8):2026年3月期に売上高2,500億円、経常利益100億円を目指す ■今後の見通し 3. 中期経営計画と45周年事業について (1) 中期経営計画の概要 G-7ホールディングス<7508>は創業45周年となる2021年3月期に売上高1,700億円、経常利益70億円を目標とする中期経営計画に取り組んできた。前述したように売上高はコロナ禍の影響もあって若干未達となったが、経常利益については計画を超過して着地した。売上面ではオートバックス・車関連事業と海外事業が計画を下回ったものの、業務スーパー事業や精肉事業が計画以上に伸長し、利益面での上振れ要因となった。 新たに発表した5ヶ年の中期経営計画では、業績数値目標として最終年度となる2026年3月期に売上高で2,500億円、経常利益で100億円を掲げた。前期実績から約1.5倍に拡大することになり、売上高は年率10%台の成長を目指していく。基本戦略は従前と変わらず、生産性を重視した店舗収益力の向上と新規出店の拡大、これらを支えるための人材の採用・育成、新規事業の開発並びにM&A戦略の推進等を掲げている。海外事業については、コロナ禍ということもあって今回の計画では重点施策には入れておらず、国内事業の成長拡大を図ることで計画達成を目指す。 同社では人材育成の取り組みとして、2018年4月以降、創業者塾やNC(ネクスト・キャビネット)養成塾、幹部養成塾等を月1回ペースで開講し、将来の幹部候補生の育成に取り組んできた。こうした取り組みの結果、グループ子会社経営陣の若返りを実現している。世代交代が進んだこともあってグループ会社間のコミュニケーションも従来以上に活性化しており、グループシナジーを創出する経営基盤が形成されつつある。その効果が2022年3月期以降の業績面で顕在化していくものと弊社では見ている。 また、各事業会社においても店長育成講座やマネジメント研修等を行い、店舗展開を進めていくために必要となる人材の育成に取り組んでいく。2021年春は過去最多となる約200名の新卒採用を行った(2020年4月は113名)。このうち、G-7・オート・サービスで約100名(約50名が外国人留学生等)を採用している。また、多様な働き方を推進するためシニア層の活用などにも継続して取り組んでいく。シニア層の採用実績では、「オートバックス」の受付スタッフ、同社の不動産事業でシニア層を採用している。同社では、企業の成長の源泉は「人材」にあるとの考えのもと、人材採用・育成に関して今後も経営の最重要課題として取り組んでいく方針だ。 弊社では、「業務スーパー」を核として「お肉のてらばやし」「めぐみの郷」などの同時出店を今後も継続していくことで持続的な成長は実現可能と見ており、これに「オートバックス」「FIELD SEVEN」等のシナジー創出や、新規業態の開発並びにM&A戦略を推進することで、新・中期経営計画の業績目標値についても達成できるものと考えている。 (2) 45周年事業について 同社は2021年3月期に45周年を迎えたが、その記念事業として新本社の建設と創業からのグループ社員の慰霊碑建立を行った。新本社については、グループ会社(G-7・オート・サービス、G-7バイクワールド、G7リテールジャパン)の本社管理部門の集約と今後の人員増も見据えて、旧本社(兵庫県神戸市)の近隣に建設し、2021年4月から業務を開始している。旧本社については改修工事を行い、同年6月以降に「めぐみの郷」の集配センターとして活用していく予定となっている。 一方、慰霊碑については創業者の実家の土地450坪を賃借し、2020年10月に建立した。創業から苦労を共にして経営を支えてきた同志に対する感謝の気持ちを忘れないように、「オートセブン」1号店の開店日である10月31日を祈念日とし、毎年グループ各社の役員全員が参拝することにしている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《EY》
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時価総額 59,795百万円
食料品店「業務スーパー」やカー用品店「オートバックス」の有力FC。精肉事業やミニスーパー事業「リコス」等も展開。特別利益計上。特別損失減少。24.3期3Qは増収、最終増益。対通期計画への進捗は順調。 記:2024/02/04