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アセンテック Research Memo(3):仮想デスクトップビジネスを中心に、3つの事業領域により構成

2021/4/28 15:13 FISCO
*15:13JST アセンテック Research Memo(3):仮想デスクトップビジネスを中心に、3つの事業領域により構成 ■事業領域 アセンテック<3565>の事業は、セキュリティソリューションのひとつである、仮想デスクトップを中心に、クラウドインフラ、クラウドサービスの3つの事業により構成されている。 (1) 仮想デスクトップ(VDI) 仮想デスクトップとは、デスクトップ環境をサーバー側に集約し、ネットワークを介してデスクトップの画面イメージを配信し、ユーザーはシンクライアント(必要最小限の処理を行う)端末やパソコン、スマートフォン、タブレットなどで利用するソリューションである。つまり、業務上で使用するパソコン画面に出ている情報は、使用しているパソコンからではなく、集約されたサーバー側から情報を受けているものである。このため、企業側は紛失や盗難、情報を抜き出すといった行為による情報漏洩が避けられるなどセキュリティ性を担保するほか、サーバー側に集約することで運用管理負担の低減といったメリットがある。また、使用する側にも、場所や利用端末にとらわれない、機動的なワークスタイルへの変革といったメリットを享受する。万が一災害等に見舞われたとしても、場所や利用端末にとらわれないので、継続的に業務を進めることが可能となる。 (2) クラウドインフラ 同社の得意とする仮想デスクトップソリューションについて、初期費用などの課題を解決し、より低コストに、シンプルなものとする独自製品の開発に注力。国内における顧客ニーズを的確に把握し、「リモートPCアレイ」などの自社オリジナルソリューションを、積極的に展開している。また、フラッシュストレージ、ソフトウェアストレージ、クラウドストレージの各ソリューションを提供。ストレージとは、コンピュータにおけるデータを保存する補助記憶装置を指す。企業は、データの爆発的な増加や企業システムの高いパフォーマンス要求への対応と同時に、厳しい予算削減の必要性に直面している。データ増加に起因するパフォーマンス低下や容量増大、データマネジメントの複雑化といった課題を抱えており、HDD(ハードディスクドライブ)製品に比べて高性能、かつ長寿命のフラッシュストレージ製品が注目されている。また、データをクラウド上に保存・共有でき、グループワークなどに欠かせないクラウドストレージの需要も伸びている。 (3) クラウドサービス ネットワークの向上や技術革新によりクラウドの波が、デスクトップ環境へも波及しているなか、中堅/中小規模事業者向けの仮想デスクトップサービス「Resalio DaaS」を提供している。同社開発の管理ツール、システム設計、サポートをワンストップで提供し、GMOインターネットクラウド基盤「ConoHa」を活用。これまで仮想デスクトップを検討しながら、そのコストや複雑性により導入が困難だった中堅/中小規模事業者においても低コストかつ容易に導入・運用でき、今後の成長が期待されている。 (執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一) 《ST》
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仮想ディスクトップ関連製品を販売。クラウドインフラ関連製品も。セキュリティ製品、サービスのラインナップ拡充図る。チェンジと業務提携。クラウドサービスは順調に売上が増加。24.1期3Q累計は業績堅調。 記:2024/01/27