マーケット
4/25 15:15
37,628.48
-831.60
38,085.80
-375.12
暗号資産
FISCO BTC Index
4/26 8:16:41
10,053,012
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

アイリック Research Memo(3):来店型保険ショップ「保険クリニック」やシステム販売を展開

2021/4/16 15:53 FISCO
*15:53JST アイリック Research Memo(3):来店型保険ショップ「保険クリニック」やシステム販売を展開 ■アイリックコーポレーション<7325>の事業概要 1. 事業区分 自社開発した業界唯一のワンストップ型保険分析·検索システム「保険IQシステム」を活用して、来店型保険ショップ「保険クリニック」を直営とFCで全国展開するとともに、金融機関や保険代理店向けのシステム販売も行っている。またシステム開発の子会社インフォディオは、AIを搭載した非定型帳票対応の次世代型光学的文字認識システム「スマートOCR」を開発·販売している。 事業区分(報告セグメント)は、保険販売事業(来店型保険ショップ「保険クリニック」直営店運営の直営店部門、法人向け訪問型保険販売の法人営業部門)、ソリューション事業(システム提供のAS部門、「保険クリニック」FC展開のFC部門)、システム事業(子会社インフォディオ)としている。 2020年6月期の構成比は、売上高が保険販売事業61.8%、ソリューション事業28.2%、システム事業10.0%、営業利益(連結調整前)が保険販売事業53.6%、ソリューション事業41.7%、システム事業4.7%だった。ソリューション事業はシステム利用料やロイヤリティ収入等が中心のため利益率が高い。 保険販売事業は来店型保険ショップ「保険クリニック」直営店が主力 2. 保険販売事業 保険販売事業は直営店部門と法人営業部門で構成されている。 直営店部門は来店型保険ショップ「保険クリニック」を直営店で運営している。2020年6月期末時点で44店舗、2021年6月期第2四半期末時点で46店舗を全国に展開している。自社開発した業界唯一のワンストップ型保険分析·検索システム「保険IQシステム」を活用した独自のサービスで、高い継続率と高い満足度を獲得している。2020年11月にはオリコン顧客満足度ランキング®「来店型保険ショップ」で総合第1位を獲得した。法人営業部門は法人及び富裕層をサポートすべく、保険の有効活用に関する提案や保険販売等を行う訪問型保険販売を展開している。収益は、代理店業務委託契約を締結している保険会社の保険商品販売に伴って、当該保険会社から得られる「保険手数料」収入である。 ソリューション事業はAS部門とFC部門 3. ソリューション事業 ソリューション事業はAS部門とFC部門で構成されている。 AS部門は、金融機関や保険代理店等に対して、生命保険の現状把握·検索提案システム「ASシステム」、保険申込ナビゲーションシステム「AS-BOX」を提供している。なお「ASシステム」は「保険IQシステム」を汎用化したシステムである。「AS-BOX」は「保険IQシステム」または「ASシステム」の機能のうち、既契約保険の証券分析機能が搭載されていない簡易版のシステムである。収益はASシリーズID数に基づいたシステム利用料(登録料·月額利用料)や、保険販売コンサルティング·ソリューション売上等である。 FC部門は、全国の来店型保険ショップ「保険クリニック」FC店に対して、「保険IQシステム」を提供している。さらに教育·研修、情報提供、店舗運営ノウハウ、プロモーション等のサポートを行い、直営店と同等のサービスを展開している。FC店舗数は2020年6月期末時点で181店舗、2021年6月期第2四半期末時点で192店舗となっている。収益は、FC運営代理店から得られるシステムやサポートの利用料、ロイヤリティ収入等である。 システム事業は「スマートOCR」が主力 4. システム事業 システム事業は子会社インフォディオがシステム開発やソフトウェア受託開発を行っている。 AIを搭載した非定型帳票対応の次世代型光学的文字認識システム「スマートOCR」(2018年4月開発)は、提供先からサブスクリプション方式で利用料を受け取る。定型·非定型の数千枚の活字·手書き文書等を認識してデータ化できるエンタープライズ向けシステムである。データ抽出パッケージとして「請求書」「領収書·レシート」「名刺」「運転免許証」「健康保険証」「決算書」「源泉徴収書」をリリースし、AI-OCRソリューションとして保険業界以外への提供を推進している。 2020年11月には、独立行政法人統計センターが集計を行う令和2年国勢調査などの情報(個々を特定できない処理が施された情報)を認識処理する「AI技術を用いた文字認識サービスの提供業務」を受託しており、令和2年国勢調査等の定型帳票の手書き文字の認識に用いられている。 自社開発システムを活用したワンストップソリューションが強み 5. 特徴・強み 保険販売(訪問型、来店型)は競合の多い市場だが、コンサルティングから契約まで業界唯一のシステムを自社開発して、ワンストップソリューションで展開していることが強み·競合優位性となっている。 自社開発のワンストップ型保険分析·検索システム「保険IQシステム」をベースとして、「保険IQシステム」を汎用化した「ASシステム」、「保険IQシステム」の簡易版である「AS-BOX」、「スマートOCR」の機能をオプションとして組み込んだ「証券分析AIアシスト機能」、AI技術を活用した「生命保険証券の自動分析サービス」、保険証券の画像と保障内容を一括管理できるスマートフォンアプリ「保険フォルダ」などを開発·提供し、オンライン保険相談サービスや、経験の不足している保険募集人をオンラインでサポートする「IQリモ·コン」サービスなども行っている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《EY》
関連銘柄 1件
733
4/25 15:00
±0(%)
時価総額 6,383百万円
「保険クリニック」を運営。保険各社の商品を分析・比較できる保険IQシステムで成長。ソフトウェアの受託開発も展開。最短5秒で複数保険プランを試算する保険ロボアドバイザーを投入。中間期売上高は過去最高を更新。 記:2024/03/23