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早稲アカ Research Memo(2):既存事業の強化と新規サービスの創出により永続的な収益成長を目指す
2021/4/6 15:32
FISCO
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*15:32JST 早稲アカ Research Memo(2):既存事業の強化と新規サービスの創出により永続的な収益成長を目指す ■中期経営計画 1. 基本戦略と中長期ビジョン (1) 基本戦略 早稲田アカデミー<
4718
>は2021年1月に4ヶ年の中期経営計画を発表した。「子どもたちの未来を育む 独自の価値を提供し続け 教育企業No.1を目指す」ことを企業目標とし、合格実績戦略を基本戦略として推進していく計画だ。合格実績戦略とは、「本気でやる子を育てる」という同社の教育理念を徹底実践することを起点に、生徒の本気を引き出す授業によって成績向上と志望校への合格を実現し、その結果、顧客満足度を高めて地域の評判を獲得し、生徒数の増加によって収益を拡大していくというもので、これまで同社が継続して取り組んできた戦略となる。 進学塾が生徒を獲得するための戦略としては、客観的な判断基準となる難関志望校への合格者数を多数輩出することが重要テーマであり、いずれの進学塾でも取り組んでいることだが、同社では早稲田アカデミーならではの独自価値「ワセ価値」の提供により、他塾との差別化をより明確にしていく戦略となっている。「ワセ価値」とは、本気でやる子に育つことで、学力伸長・志望校合格だけでなく、前向きな人生を歩む素地が得られる価値の提供を言う。志望校への合格はもちろんのこと、その後の豊かな人生を送る礎となる姿勢と能力(前向きな思考、チャレンジ精神、問題を発見し解決する能力、困難を乗り越えやり抜く能力等)を早稲田アカデミーに通塾することによって育み、そうした能力を身につけた卒塾生を多数輩出することで、社会貢献につなげていくことを目指している。 (2) 市場環境の変化と中長期ビジョン 教育産業・学習塾業界を取り巻く今後の環境変化としては以下の3点をポイントに挙げている。 a) コロナ禍がもたらした社会変容として、公教育サービスへの不安から進学塾ニーズが高まり、Web(オンライン)を活用した教育サービスの需要が拡大する。 b) 教育改革と国際化をテーマに、大学入試改革や新学習指導要領の導入、英語教育改革が進んでおり、進学塾に求められるサービス内容も変化する。 c) SDGsへの取り組み等に関心が高まるなかで、社会的価値観のパラダイムシフトが起こり、付加価値への期待が高まる。 こうした環境変化を踏まえながら、同社では中長期ビジョンとして、「合格実績戦略」と「ワセ価値」を両輪として、既存事業の強化と新規サービスの創出に取り組み、業容の拡大と学習塾業界でのシェア拡大を図っていく戦略となっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《NB》
関連銘柄 1件
4718 東証プライム
早稲田アカデミー
1,858
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 35,324百万円
小中高校生を対象とした進学塾「早稲田アカデミー」等を首都圏で直営展開。難関校の合格実績に強み。大学受験部の新領域開拓図る。26.3期営業利益30億円目標。早稲田アカデミー晴海校を24年7月に新規開校予定。 記:2024/06/11
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