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アルファ Research Memo(1):2023年3月期に売上高70,000百万円、営業利益率6%以上を目指す

2021/4/6 15:01 FISCO
*15:01JST アルファ Research Memo(1):2023年3月期に売上高70,000百万円、営業利益率6%以上を目指す ■要約 アルファ<3434>は、車載用・住宅用電子キーシステム、コインロッカー等を手掛ける総合ロックメーカーである。 1. 2021年3月期第3四半期の業績概要 2021年3月期第3四半期累計業績は、売上高33,050百万円(前年同期比26.7%減)、営業損失251百万円(前年同期は1,343百万円の利益)、経常損失442百万円(同1,350百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失1,233百万円(同940百万円の利益)となった。自動車部品事業は、新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)の影響により日本・海外(北米・アジア・欧州)ともに減収減益となった。また、セキュリティ機器事業は、コロナ禍の影響で住宅着工件数が継続的に減少したことに加え、コインロッカーのオペレーション収入の大幅な減収等により減収減益となった。しかしながら、第3四半期には、同社グループの主要関連産業である自動車産業が各地域で持ち直しの動きが見られ、市場環境は回復傾向にある。この結果、第2四半期をボトムに収益は急速に回復している。 2. 2021年3月期の業績見通し 2021年3月期通期業績は、売上高45,000百万円(前期比25.2%減)、営業利益400百万円(同77.9%減)、経常利益200百万円(同88.2%減)、親会社株主に帰属する当期純損失800百万円(前期は1,210百万円の損失)と、2020年11月に発表した連結業績予想を据え置いている。コロナ禍により先行きが不透明な状況ではあるものの、第2四半期をボトムに収益が急速に回復しており、通期の業績予想値は第2四半期時点に想定したものを据え置いていることから、業績予想並みの収益確保は可能と弊社では見ている。 3. 創業100周年に向けた中期経営計画「MP2022」 2019年6月に同社は、2023年の創業100周年に向け、2023年3月期に売上高70,000百万円、営業利益率6%以上を目指す中期経営計画「MP2022」を策定した。中期経営計画では、目標達成に向けた基本方針として「新事業・新商品開発」「収益基盤の強化」「人材教育」の3つを掲げている。グローバル競争が激化するなかで「新事業・新商品開発」を基本方針のトップに位置付けるとともに、「収益基盤の強化」により安定収益確保を目指し、これらの実現のために「人材育成」に取り組むことで、次の100年に向けての種まきの時期とする方針である。なお、2021年1月には、4月1日付で川名祥之社長が退任し、執行役員技術本部副本部長の塚野哲幸氏を新社長とする異動を発表した。これは、急速に変化を続ける経営環境に対し、経営体制の若返りを図ることで、同社事業の持続的な成長と更なる企業価値向上を目的としたものである。塚野氏は技術系出身で、自動車部品事業部で設計や技術本部の在任期間が長く、電動ステアリングロック装置や電子部品内蔵キー装置などの特許申請の特許権者でもあり、同社の成長を担う人材として期待される。なお、執行役員についても、IT系出身で北米赴任11年間の清海一郎氏の登用など海外リージョンオフィサーを強化する体制を整えることとしている。 ■Key Points ・2021年3月期第3四半期累計はコロナ禍の影響を大きく受けて営業損失を計上するも、第2四半期をボトムに収益は急速に回復 ・2021年3月期は2020年11月に発表した業績予想を据え置き、業績予想並みの収益確保は可能と見る ・100年企業を目指し、新社長の元で中期経営計画「MP2022」を着実に実行 (執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘) 《YM》
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時価総額 12,444百万円
自動車キーセットが主力。売上の3割が日産向け。住宅用・産業用ロックも。24.3期3Q累計は客増産を受けて自動車用が回復。住宅用ロックやロッカーシステムの受注も堅調で二桁増収・大幅増益に。配当性向3割目安。 記:2024/04/15