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プラッツ Research Memo(2):介護ベッドで販売台数シェア2位、医療用へも進出

2021/3/25 15:12 FISCO
*15:12JST プラッツ Research Memo(2):介護ベッドで販売台数シェア2位、医療用へも進出 ■会社概要 1. 沿革と会社概要 プラッツ<7813>は1992年、現代表取締役会長の福山明利(ふくやまあきとし)氏により、有限会社九州和研として設立された。救急用酸素蘇生機の販売からスタートし、その後医療用備品販売へと業容を拡大した。1995年に現社名に商号変更したのち、1997年から介護用電動ベッドの販売を開始した。「私たちは『高品質』『高機能』『低価格』をテーマに、最高のコストパフォーマンスでお客様の満足を目指す医療・介護ベッドメーカーです」をコーポレートスローガンとしている。 2000年に介護保険法が施行され介護保険制度がスタートすると順調に販売を伸ばし、2003年6月期には介護用電動ベッドの販売台数年間1万台を達成した。その後も、国内営業拠点の整備に伴って販売台数を順調に伸ばし、2011年6月期には販売台数年間4万台に達成し、販売台数シェアで第2位のポジションを占めるに至った。 全国7ヶ所で、営業とアフターサービスなどを行う拠点を展開している。本社が所在する九州と、関東、関西、東海ではショールームを併設している。本社/九州支店/ショールーム(所在地:福岡県大野城市)以外の拠点名と開設時期は、関東支店/ショールーム(東京都港区)が2004年1月、関西支店/ショールーム(大阪府東大阪市)が2004年7月、東海支店/ショールーム(愛知県名古屋市)が2006年1月、東北支店(宮城県仙台市)が2010年11月、中四国支店(広島県福山市)が2012年9月、北海道支店(北海道札幌市)が2013年11月であった。国内従業員約100名のうち、4割弱が営業部門に所属する。 新規市場開拓では、2016年に医療用ベッド市場へ進出し、隣接領域の拡大に努めている。成長戦略の一環として海外市場の開拓に取り組み、2015年8月に中国上海市に連結子会社の富若慈(上海)貿易有限公司を設立した。 証券市場には 2015 年 3 月に東京証券取引所マザーズ市場及び福岡証券取引所 Q-Board 市場に上場した。 2. グループ企業 同社グループは、中国などで医療介護用電動ベッド及び周辺機器を販売する富若慈(上海)貿易有限公司と福岡県大野城市に所在する(株)プレイスの2社が100%所有の連結子会社となる。プレイスは、フィットネスジムを運営していたが、コロナ禍により事業運営に大きな影響を受けたことから、2020年6月に同事業から撤退した。2021年4月に、本体に吸収合併され、解散する予定だ。同社はファブレスの生産体制を採っているものの、ベトナムで同社向け介護ベッドを生産するSHENGBANG METAL CO., LTD.の株式の48%を所有しており、持分法適用関連会社としている。連結決算において営業外収益の持分法による投資利益に貢献している。 3. 市場別売上高構成比 同社グループは「医療介護用電動ベッド事業」の単一セグメントであるため、セグメント情報の開示はない。ただし、販売先市場別の売上高を公表している。2021年6月期第2四半期の売上高(3,414百万円)の市場別構成比は、福祉用具流通市場が82.0%、医療・高齢者施設市場が13.7%、家具流通市場が2.0%、海外市場が2.3%であった。医療用ベッドは、2016年8月に参入したばかりのため、販売額は少額にとどまる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健) 《ST》
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7813 東証グロース
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時価総額 2,571百万円
医療介護用ベッドメーカー。各種ベッドと医療介護ベッド用周辺機器に加え、床ずれ防止や医療介護ベッド向けのマットレスも展開。製造はベトナムの持分法適用会社などに委託。業容持ち直し、中間期は増収・営業黒字転換。 記:2024/02/27