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新日本製薬 Research Memo(1):2021年9月期第1四半期は新商品「薬用リンクルストレッチジェル」が堅調

2021/3/19 15:51 FISCO
*15:51JST 新日本製薬 Research Memo(1):2021年9月期第1四半期は新商品「薬用リンクルストレッチジェル」が堅調 ■要約 新日本製薬<4931>は化粧品や健康食品、医薬品の企画・販売を展開している。化粧品はパーフェクトワンのブランド名で、オールインワン美容液ジェルなどシンプルスキンケア商品を扱う。通信販売を主軸に、直営店舗・卸売、海外の3つの販売チャネルを持つ。「世界中の人々の健やかで心豊かな暮らしを創造します」をビジョンに掲げ、データベースマーケティングによる美と健康のライフスタイル創造カンパニーとして事業活動を行っている。商品の企画及び開発、マーケティング、販売に特化し、生産は外部に委託するファブレスメーカーである。 1. 2021年9月期第1四半期業績 2021年9月期第1四半期(2020年10月~12月)の業績は売上高8,489百万円(前年同期比2.7%減)、営業利益828百万円(同20.8%増)、経常利益859百万円(同22.6%増)、四半期純利益590百万円(同33.2%増)となった。売上高は、化粧品の直営店舗販売・卸売販売が新型コロナウイルス感染症の拡大(以下、「コロナ禍」)の影響を受けて減収要因となったが、主力商品であるパーフェクトワン オールインワン美容液ジェルシリーズから新たに発売した「パーフェクトワン 薬用リンクルストレッチジェル」の販売が堅調であった。また、新たな顧客層獲得のためのブランド戦略として男性タレントをCMキャラクターに起用したブランドCMの放送やSNSと連動した販促施策等に取り組んだことにより、ミニマムライフ世代(30代以下)の顧客獲得が好調に進捗した。利益面では、フルフィルメントコスト(以下、「FFコスト」)の低減とコールセンターコストの減少により、オペレーションコストは前年同期を大きく下回ったことで、各段階利益は前年同期を大きく上回った。 2. 成長戦略 同社では中期的な業績ターゲットとして、2023年9月期に売上高400億円以上、経常利益率10%以上の達成を掲げており、2021年9月期は幅広い顧客獲得とブランド育成の期間と位置付け、成長戦略を推進する。成長戦略については「パーフェクトワンブランドの更なる成長」「EC・デジタル展開の加速」「海外展開の加速」「ヘルスケア事業の強化」を掲げている。また、同社は成長戦略ロードマップを作成しており、ターゲットとして「シニア世代(60代以上)」「ミドル世代(40代~50代)」「ミニマムライフ世代(30代以下)」「海外」と区分し、さらに化粧品とヘルスケアのカテゴリにおいてそれぞれターゲットごとに明確な中期戦略を打ち出している。 3. 海外投資家の関心が高まりコンタクト数増える 同社は2020年12月に東京証券取引所マザーズ市場から東京証券取引所市場第1部へ上場市場を変更した。東京証券取引所は、2022年4月に新たに3市場(プライム、スタンダード、グロース)へ区分を変更することを検討していると2020年12月に公表した。プライム市場への上場基準については、時価総額が250億円以上、流通株式の時価総額100億円以上などとしており、取材時点では同社はその基準をクリアしている。さらに2021年春以降、コーポレートガバナンス・コードの改訂によりプライム市場への上場会社はより高い水準が求められることになる。その結果プライム市場は海外市場と同等の基準を有することとなり、海外の機関投資家などが投資先として選択しやすくなる。同社の足元では海外投資家とのコンタクト数が増えている様子で、今後海外投資家に向けたIR等のメッセージ発信も活発になると弊社では考えている。 ■Key Points ・オールインワンスキンケア市場で定番ブランドを保有 ・新商品「薬用リンクルストレッチジェル」が堅調 ・ミニマムライフ世代(30代以下)の顧客獲得が好調 ・顧客単価向上(アップセル)の取り組みが想定を上回って進捗 (執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一) 《EY》
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化粧品や健康食品を開発・販売。製造は外部に委託。通販を軸に直営店販売や卸売も。24.9期1Qは健康食品の好調続く。化粧品は新製品が牽引。現法設立の米国は2Qからテスト展開開始へ。通期最高業績・増配を計画。 記:2024/04/12