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新日本製薬 Research Memo(8):中国への投資強化。長期的には北米への進出も視野

2020/12/24 16:18 FISCO
*16:18JST 新日本製薬 Research Memo(8):中国への投資強化。長期的には北米への進出も視野 ■新日本製薬<4931>の成長戦略 3. 海外事業の拡大 パーフェクトワンは、2016年12月の台湾での販売開始後、香港、中国、タイ、シンガポールに展開しており、2020年6月1日よりベトナムでの展開を開始した。販売は東南アジアを代表するECモール、Lazada(ラザダ)ベトナムやShopee(ショッピー)を始めとするオンラインチャネルを中心に展開している。海外事業については、世界の経済活動状況に留意しつつ、成長の著しい中国への投資を強化し、ASEAN各国への更なる展開、長期的には北米への進出準備も進める。なお、北米においては、進出に向けてテストマーケティングを開始している。パーフェクトワンのグローバルスタンダードブランド化を目指した取り組みを拡大させる。 4. ヘルスケア事業の強化 同社はヘルスケア領域の新たなスタンダードの確立を目指している。人生100年時代に貢献できる製品の展開を目指して新たに「スマートヘルスケア事業」を開始している。アフターコロナの新時代に向け、これまでのヘルスケア事業をリポジショニングする。コロナ禍を経て、個人の価値観は“自律”へと大きくシフトしており、自身で予防する「セルフディフェンス」をテーマとする。スマートヘルスケアは、“Evidence”(ドクター監修のもと、エビデンスベースで)、“Lifestyle”(自律的でスマートな価値観と行動)、“SmartTech”(身体と効果の見える化)をコンセプトとし、ミニマムライフ世代をターゲット顧客としてECを中心に事業を展開する。スマートヘルスケア事業の第一弾として、顧客の“Smart Life”をテーマとした強く美しい身体づくりのための「美活プロテイン」を、2020年10月に発売した。スマートヘルスケア事業では新たな製品やサービスを今後順次展開し、成長を目指す。 ■SDGsへの取り組み 同社では“社会に貢献する企業”という理念をもとにSDGsに取り組んでいる。国際医療ボランティア団体「ジャパンハート」の令和2年7月豪雨被害における活動支援のための募金を社内で実施した。また、同社は「世界中の人々の健やかで心豊かな暮らしを創造します」というビジョンを実現するため、まず社員が健康であり、幸せであることが重要だと考えている。同社内のカフェテリアにはサラダバーが設置してあり、社員の健康をサポートするとともに、1食購入するごとに20円が発展途上国の子供たちの学校給食へ寄付される「TABLE FOR TWO」プログラムへ参加している。そのほかにも、社内のカフェテリアにて手作りのスイーツやドリンクを販売しその売上金をピンクリボン運動の募金へ充てるなど、社員が自発的に自然に取り組める社会貢献を実施している。2017年にはステークホルダーを大切にし、人の幸せを実現する取り組みを継続している企業として第7回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の実行委員長賞を受賞している。 また、同社は日本プロサッカー(J-リーグ)アビスパ福岡の「子どもたちに夢と感動を!地域に誇りと活力を!」という理念に共感し2018年からプレミアム・パートナー契約を締結しており、ユニフォームスポンサーとなっている。毎年、新日本製薬冠試合「PERFECT ONE DAY MATCH」も開催している。 (執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一) 《EY》
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化粧品、ヘルスケア商品の開発、販売を行う。福岡県福岡市に本社。化粧品「PERFECT ONE」、機能性表示食品「Wの健康青汁」等を展開。販売チャネルは通信販売が軸。Wの健康青汁は定期顧客数が着実増。 記:2024/10/07