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オプティム Research Memo(7):2021年3月期は創業来21年連続増収及び大幅増益予想

2020/12/23 15:17 FISCO
*15:17JST オプティム Research Memo(7):2021年3月期は創業来21年連続増収及び大幅増益予想 ■今後の見通し 2021年3月期の連結業績予想は、コロナ禍の影響が不透明なため、売上高、各利益ともにレンジ予想となった。売上高で前期比10.1~20.1%増の7,407~8,080百万円、営業利益で同177.4~493.9%増の712~1,526百万円、経常利益で同209.4~522.9%増の802~1,616百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同327.6~777.3%増の501~1,028百万円を見込んでいる。既述のとおり、オプティム<3694>では2021年3月期を「研究開発投資の回収が始まる期」と位置付けており、上期に引き続き通期でも大幅増益を見込む。 売上高に関しては、創業来21期連続の過去最高売上高を目指す。売上高予想は巡行速度での成長ケースで前期比20.1%増、コロナ禍の影響を受けたケースとして同10.1%増を見込む。直近の実績(2020年3月期22.3%増、2019年3月期29.9%増、2018年3月期27.0%増)からも、同社は過去前期比20%以上の成長を続けてきた。同社の売上高の70%~80%を占める既存サービスは、ストック型(サブスクリプション)のライセンス課金が多いため、安定した業績を見込むことができる。また、残りの20%~30%は新規サービス(AI/IoTサービス)であるが、これは「OPTiM Cloud IoT OS」をベースとしつつ業種ごとのプラットフォーマー向けのライセンス・カスタマイズがビジネスモデルの主流となる。2021年3月期上期は、コロナ禍の影響もあってテレワークやオンライン授業などが普及する中で、主力の「Optimal Biz」が想定以上に伸長した。一方で、コロナ禍の影響によるプロジェクトの遅れなどもあったものの、下期はライセンス・カスタマイズ売上の回復が見込まれる。2020年3月期売上高の2Q進捗率は44.7%と下期偏重であったことからも、2021年3月期も同様に下期偏重の傾向となりそうだと弊社では見ている。 2021年3月期は、同社の戦略上では「利益計上を開始する期」であり、過去最高利益を目指す。ちなみに過去最高の経常利益は、2017年3月期の682百万円である。過去3年にわたり、第4次産業革命の中心的企業になるべく、AI・IoT・Robotics分野に積極的な投資を行ってきたが、AI・IoT分野でのシェアNo.1を複数分野で達成し、過去の投資の成果も業績に反映するようになった。2021年3月期は高水準の研究開発投資は維持しつつ、売上高経常利益率20.0%を計画する(経常利益1,616百万円、予想の上限)。一方で、同社では、新型コロナウイルス感染症の影響が出た場合(売上低減10%)でも、継続的な研究開発投資を行うことを計画しており、その場合の売上高経常利益率が10.8%(経常利益802百万円、予想の下限)となる。弊社では、2021年3月期上期の経常利益が514百万円、経常利益率が16.9%と好調であることに加え、下期は売上が加速することから、通期の経常利益1,251百万円程度(下限売上高7,407百万円x上期経常利益率16.9%と想定)の水準に達すると考えている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) 《YM》
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