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MRO Research Memo(2):第3四半期時点で年度計画を超える新規顧客1,079千口座を獲得

2020/12/7 15:52 FISCO
*15:52JST MRO Research Memo(2):第3四半期時点で年度計画を超える新規顧客1,079千口座を獲得 ■業績動向 MonotaRO<3064>の2020年12月期第3四半期単体業績は、売上高は前年同期比19.1%増の110,848百万円、営業利益は同25.6%増の14,777百万円、経常利益は同25.6%増の14,803百万円、四半期純利益は同23.6%増の9,915百万円となり、高い成長を維持した。コロナ禍の影響によりプラス・マイナスがあるものの、売上高及び各利益において順調に期初計画を上回った。 売上高に関しては、主力の事業者向けネット通販事業(monotaro.com、売上構成比は約83%)が前年同期比約17%成長、購買管理システム事業(大企業連携、売上構成比は約17%)で前年同期比29%成長といずれも順調に推移した。事業者向けネット通販事業に関しては、顧客セグメント及び商品セグメントにより好不調が分かれる傾向にある。一般個人顧客を含む新規顧客は年間獲得計画である918千口座増を第3四半期末で上回り、1,079千口座増となった。アルコール消毒薬などの感染管理商品や在宅ワーク向けの家具など新型コロナウイルス関連商品の需要増が増収に貢献した。一方で主要3業種(製造、建設・工事、自動車整備)の注文単価の低下傾向は依然として続いている。購買管理システム事業(大企業連携)では、大企業連携社数が前年同期比で339社増加したことにより、売上高で同29%増の185億円となり、期初計画を若干下回ったものの、高い成長を維持した。 売上総利益率は、前年同期比と同率の28.6%となった。商品ミックスの変動などによる粗利率増(0.5ポイント増)が上昇要因、2019年7月からの配送料の値上げ及び一般個人顧客利用増に伴う配送料率増(0.6ポイント低下)が低下要因となり拮抗した。販管費率に関しては、前年同期比0.6ポイント低下した。広告宣伝費率の減少(TVCM減等、0.8ポイント減)及び売上増が主要因である。 上記の結果として、営業利益は前年同期比25.6%増、営業利益率は同0.7ポイント上昇となった。同社計画比でも3.7%のプラスである。コロナ禍でも順調に売上計画を上回り、販管費をコントロールしたことが、増益の主因である。なお、中国子会社清算決定に伴う減損損失を特別損失として計上している(523百万円)。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) 《EY》
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